3・糾弾の日
☆☆☆
「王子を連れてきました。」
「…大丈夫か?」「ああ…。」
リュートの返事は鈍かった。
アレックスには[ラストコア]内に専用の研究室を設けてもらっている。
ただ研究・開発の為の作業場ではなく、休息が取れる寝室も用意されていた。
リュート達を2人掛けのソファに座らせた。
「また、嫌な場面を見せてしまうが…。」
「構わない。私とて、何もしないわけにはいかない。」
「本来ならば、同行させたかったが…その調子だと足手纏いだろう。」
アレックスの気持ちに、リュートは歯がゆい感情を持った。
すでに武人との戦闘以来、複雑な心境になっていたのだが。
備え付けのモニターには、現在の戦闘状況が映る。
3機のジェット機が合体し、【パスティーユ・スカイ】で敵に近づいていた。
「奴は…」
「シャトルにいるようだ。考えがあるらしいと。」
「まさか!」
「不味い状況になればすぐに飛ぶと言った。敵の動きを読みたいそうでな。」
「王子を連れてきました。」
「…大丈夫か?」「ああ…。」
リュートの返事は鈍かった。
アレックスには[ラストコア]内に専用の研究室を設けてもらっている。
ただ研究・開発の為の作業場ではなく、休息が取れる寝室も用意されていた。
リュート達を2人掛けのソファに座らせた。
「また、嫌な場面を見せてしまうが…。」
「構わない。私とて、何もしないわけにはいかない。」
「本来ならば、同行させたかったが…その調子だと足手纏いだろう。」
アレックスの気持ちに、リュートは歯がゆい感情を持った。
すでに武人との戦闘以来、複雑な心境になっていたのだが。
備え付けのモニターには、現在の戦闘状況が映る。
3機のジェット機が合体し、【パスティーユ・スカイ】で敵に近づいていた。
「奴は…」
「シャトルにいるようだ。考えがあるらしいと。」
「まさか!」
「不味い状況になればすぐに飛ぶと言った。敵の動きを読みたいそうでな。」