3・糾弾の日
「それだけで、足りるんですか?」
「ああ…。随分量が多いようだが、君は食べられるのか?」
「朝はたくさん動いたから食べられるよ。」
訓練を通して、鍛えられてきたから。と私は続けて言った。
そうか、と王子が反応した後は、2人の間に沈黙が続いた。私もどう話したらいいか難しくて…。
でも、このままでは何も始まらない。
私は勇気を出して、王子に話しかけた。
「あの、」「君は…奴についてどう思っている?」
王子が喋り出した。奴…?
「武人兄ちゃん?」
「そうだ。純粋な少女である君は、奴を慕っているのか?」
「助けてくれたんだよ?兄ちゃんは私達を。」
「奴は犯罪者なんだぞ。」
「犯罪者…?私にはそうには…。」
と言いかけた私は、思い出したのだ。
兄ちゃんが言った、『敵になったらどうする』という問い。
私はまだ答えていないのだ。お箸の動きが遅くなった。
「…何か、奴が言ったか?」
王子が私の食べる動作を見て言った。
「ああ…。随分量が多いようだが、君は食べられるのか?」
「朝はたくさん動いたから食べられるよ。」
訓練を通して、鍛えられてきたから。と私は続けて言った。
そうか、と王子が反応した後は、2人の間に沈黙が続いた。私もどう話したらいいか難しくて…。
でも、このままでは何も始まらない。
私は勇気を出して、王子に話しかけた。
「あの、」「君は…奴についてどう思っている?」
王子が喋り出した。奴…?
「武人兄ちゃん?」
「そうだ。純粋な少女である君は、奴を慕っているのか?」
「助けてくれたんだよ?兄ちゃんは私達を。」
「奴は犯罪者なんだぞ。」
「犯罪者…?私にはそうには…。」
と言いかけた私は、思い出したのだ。
兄ちゃんが言った、『敵になったらどうする』という問い。
私はまだ答えていないのだ。お箸の動きが遅くなった。
「…何か、奴が言ったか?」
王子が私の食べる動作を見て言った。