3・糾弾の日

サレンはうん、と苦い表情をしていた。
「あの戦闘から落ち込んでるかも…仕掛けたのはこちらからだけど、本当は怖かったのかもしれないですね。」
「HRの戦闘経験は…。」
「武人さんが初めてですね。もしもの時は帰るつもりだけど…。」
残って欲しいのよね、とサレンは言わずとも示していた。
「協力が難しいようならば司令には伝える。王子の御身を優先してくれても構わない。…ネックなのは君達と戦争に発展しないか…。」
「それはないですね。王子の希望で地球に来たので、王や民は関与してませんので。」
サレンの反応を見たアレックスはホッとした。
彼女の前には見せないが。
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