3・糾弾の日

☆☆☆
【ホーンフレア5th】の修理は無事に済んだ。
関節部分の材質について調べた所、ロボの装甲開発の研究もしているアレックスは、類似品で賄えるのではと考えた。
演習場、オート操縦による実験を試みた結果、3度目の挑戦で類似品で関節部分は耐えた。
サレンは再びお礼を述べた。
「ここまでご協力、ありがとうございました。」
「いやいいんだ。俺もHR以外の地球外ロボを観察できてよかった。」
「《神経チューブ》、やっぱり切れていたんですね…。」
「ロボの骨格は基本、合成金属なんだが…すぐに傷む。」
「柔らかい素材は必要なんですがね…。」
会話は続いた。
「関節部分のみならず、足裏のゴム素材も替えておいた。…狭い演習場で戦闘を実施したのがいけないが。」
「十分尽くしてくれましたよ。部品が無ければ宇宙船まで取り寄せないといけませんから。」
「実戦は不安だがこればかりは致し方ない。…それより王子は大丈夫なのか?」
アレックスは聞いた。
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