2・復讐の日
矢は自動的に加速をつけて目標に向かっていった。
武人兄ちゃんが動くと矢も目標へまっしぐら。
かわしきれないと見た兄ちゃんは今持っている銃で矢を壊していった。
『くっ…飛ぶしかないのか…。だが…。』
王子のロボは上を見た。
演習場は基地内であって、天井があった。
武人兄ちゃんから教わった知識として、
『槍使いはジャンプして刺してくるのが得意』
と聞かされていた。
この敷地内では、王子のロボの方が不利だった。
それでもロボは必死に逃げ回りながらももがく。
今度は反対側に付けていた矢を投げたが、それも兄ちゃんに撃ち落とされた。
王子のロボの動きは、段々鈍くなっていった。
関節部分を放置すると、全体の動作に支障が出てくると、私達は兄ちゃんから聞いていた。
「もう槍を丸投げするしかねぇだろ…。」
「だが相手さんは手薄になっちまう…。奴が勝利するには、一か八かの賭けに出るしかねえな。」
武人兄ちゃんが動くと矢も目標へまっしぐら。
かわしきれないと見た兄ちゃんは今持っている銃で矢を壊していった。
『くっ…飛ぶしかないのか…。だが…。』
王子のロボは上を見た。
演習場は基地内であって、天井があった。
武人兄ちゃんから教わった知識として、
『槍使いはジャンプして刺してくるのが得意』
と聞かされていた。
この敷地内では、王子のロボの方が不利だった。
それでもロボは必死に逃げ回りながらももがく。
今度は反対側に付けていた矢を投げたが、それも兄ちゃんに撃ち落とされた。
王子のロボの動きは、段々鈍くなっていった。
関節部分を放置すると、全体の動作に支障が出てくると、私達は兄ちゃんから聞いていた。
「もう槍を丸投げするしかねぇだろ…。」
「だが相手さんは手薄になっちまう…。奴が勝利するには、一か八かの賭けに出るしかねえな。」