2・復讐の日

無線機は戦闘の合図でもあった。

『これより、【ブラッドガンナー】対【ホーンフレア5th】の戦闘を開始する。急なスケジュール調整の為、1本取れば勝ちという一発勝負とする。』
『な…倒したら勝利ではないのか!?』
『それもよしとするが…他の方法で制しても勝敗を決める。』
機体【ホーンフレア5th】に搭乗したリュートはアレックスからのルールについて落胆した。

『ふーん。タマ取るつもりやったんか?まあ、独力で挑む勇気には讃えとくわ。』
『結構だ。ルールはまだ良い。貴様の後ろにいるのは何だ?どうみても子供ではないのか?』
リュートはモニターから未衣子達を捉えていた。
『期待の新人や。俺達の戦闘観てもらう。』
『静かにしろ!さっさと始めるぞ。時間がない。』
アレックスは戦闘を開始して、とっとと終わらせかった。

『合図はこちらでする。準備はいいな?お二方。』
当のお二方は肯定の返事した。
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