14・忘却の日(終)

★★★
昨夜の夢。
小学校中学年になって、いろんな事を知るようになってきた。

私は本を読む事が好きで、文章の易しい物語本は沢山読んでいた。

おかげで長文の読解にも慣れて、国語の成績はかなり良かった。
逆に苦手なのは、算数とか理科だった。
手を動かして学ぶからかな。
勇希兄ちゃんみたいに赤点ギリギリの点数ではないから、苦手ではなかったな。

テストでそこそこいい点数を取ったから、いつも先生に褒められた。
母代わりの祖母からも絶賛されて、経営する喫茶店でも話題にされた。

なんだか恥ずかしいなぁ。
でも、私をこんなに愛してくれてて…嬉しかった。
3/37ページ
スキ