13・奪還の日
★★★
(クーランにHRのような能力はない。タレスは髪色と目の色が統一しとる以外は地球人と同格で、生物由来の能力は持ち合わせてない。
王子が射る前に…。)
『黒川さん!』
【ブラッドガンナー】の頭部が後ろを向いた。
武人を呼ぶ声がしたからだ。【軍用機】に乗る、志願兵達だった。
『君ら!戦闘に集中せな!』
『すみません!いや、その…司令からの報告です!』
『研究所の跡地ですが、巨大な半球のくぼみが発見されたとの事です!』
1人が戸惑ったせいか、他の志願兵が代わりに内容を報告した。
『地下から太い管を引いとるとかは?』『ありませんでした。』
志願兵達の報告を聞いた武人は、勝利の兆しが見えたと確信した。
『君ら【軍用機】は、パワー系の形態にチェンジできるんやな?』
『…【コードW】でしたら。』
『二手に分かれるで。半分は【コードW】って奴で俺と一緒に巨大グモへ近づく。残りは攻撃できんように、遠方で動き止めるんや。』
『わかりました!』
鍛えられた兵士だから、返事の威勢は良かった。
『【コードW】、始動!』
前線に向かう兵達は【軍用機】の形態チェンジを行った。
訓練通りの声掛けを忘れずに。
遠方攻撃を仕掛ける兵達はそのまま、【コードS】のロッドを振り回した。
その間、武人は他の兵を呼んだ。
(クーランにHRのような能力はない。タレスは髪色と目の色が統一しとる以外は地球人と同格で、生物由来の能力は持ち合わせてない。
王子が射る前に…。)
『黒川さん!』
【ブラッドガンナー】の頭部が後ろを向いた。
武人を呼ぶ声がしたからだ。【軍用機】に乗る、志願兵達だった。
『君ら!戦闘に集中せな!』
『すみません!いや、その…司令からの報告です!』
『研究所の跡地ですが、巨大な半球のくぼみが発見されたとの事です!』
1人が戸惑ったせいか、他の志願兵が代わりに内容を報告した。
『地下から太い管を引いとるとかは?』『ありませんでした。』
志願兵達の報告を聞いた武人は、勝利の兆しが見えたと確信した。
『君ら【軍用機】は、パワー系の形態にチェンジできるんやな?』
『…【コードW】でしたら。』
『二手に分かれるで。半分は【コードW】って奴で俺と一緒に巨大グモへ近づく。残りは攻撃できんように、遠方で動き止めるんや。』
『わかりました!』
鍛えられた兵士だから、返事の威勢は良かった。
『【コードW】、始動!』
前線に向かう兵達は【軍用機】の形態チェンジを行った。
訓練通りの声掛けを忘れずに。
遠方攻撃を仕掛ける兵達はそのまま、【コードS】のロッドを振り回した。
その間、武人は他の兵を呼んだ。