13・奪還の日
武人は肯定の言葉を返した。
『電力もエネルギー源となる。エネルギー源という後ろ盾が大きい程、こちらが不利になってしまう。
宇宙船の動力やったら限られてるから、持久戦でもこちらが有利になるかもしれへん。』『なるほど…』
と側近兵が感心している隙に、ビームが飛んできた。
ビームと勘違いしたのは、白く光っていたからである。
実際は様々な物体に絡みつく、糸のような鞭だった。
目の前に飛んできたのを武人達が回避した。
すると、鞭の向かう先は宗太郎達のいる宇宙船だった。
武人達は落し穴に引っかかってしまった、と後悔していた。
宇宙船の回避行動は遅い。
だから宇宙船の1隻が白く光る鞭に雁字搦めにされた。
鞭から浴びせられる電撃により宇宙船は感電して、思うように動けない。
残存兵が自分の持つ剣を投げた。
そのまま切断しに行くと、自身も感電するだろうと判断して。
鞭自体はうまく切断した。
電撃は収まったが、宇宙船に煙が上がった。
所々にポツポツと爆発が広がっていく。
1隻の宇宙船が落ちるのも時間の問題だった。
幸いだったのは、[ラストコア]のスタッフが乗っていない土星圏の宇宙船だった事だ。
それでもリュート・サレン・側近兵達にとって、かけがえのない仲間を失った、と嘆いていた。
『油断してもうたな…。』
『電力もエネルギー源となる。エネルギー源という後ろ盾が大きい程、こちらが不利になってしまう。
宇宙船の動力やったら限られてるから、持久戦でもこちらが有利になるかもしれへん。』『なるほど…』
と側近兵が感心している隙に、ビームが飛んできた。
ビームと勘違いしたのは、白く光っていたからである。
実際は様々な物体に絡みつく、糸のような鞭だった。
目の前に飛んできたのを武人達が回避した。
すると、鞭の向かう先は宗太郎達のいる宇宙船だった。
武人達は落し穴に引っかかってしまった、と後悔していた。
宇宙船の回避行動は遅い。
だから宇宙船の1隻が白く光る鞭に雁字搦めにされた。
鞭から浴びせられる電撃により宇宙船は感電して、思うように動けない。
残存兵が自分の持つ剣を投げた。
そのまま切断しに行くと、自身も感電するだろうと判断して。
鞭自体はうまく切断した。
電撃は収まったが、宇宙船に煙が上がった。
所々にポツポツと爆発が広がっていく。
1隻の宇宙船が落ちるのも時間の問題だった。
幸いだったのは、[ラストコア]のスタッフが乗っていない土星圏の宇宙船だった事だ。
それでもリュート・サレン・側近兵達にとって、かけがえのない仲間を失った、と嘆いていた。
『油断してもうたな…。』