13・奪還の日
敵勢力の沈静化と捉えた宗太郎は、他の宇宙船の艦長達に一時帰還の命令を下した。
宇宙船の武装で事足りると判断された部隊は、続々帰還を果たした。
一時的なので、次の出撃の可能性は残っている。
ロボ等の機体は補給と点検整備を、パイロット達は休息を取った。
限られた時間は有効活用した。
戦闘の警戒体制はレベルを下げ、緩くなった。
技術士達は次の戦闘体制に入る事を見据えて、補給に整備に大忙しだった。
逆にパイロットやHR(残存兵)、宇宙船で砲撃や操舵を担ったクルーは、持ち場で待機のまま、身体をリラックスさせていた。
火星圏タレスの外観から、騒がしさが消えた。
宗太郎が乗っている宇宙船[天海号]に、通信が入った。
[ラストコア]側の他の宇宙船からだ。
オペレーターが内容を読み上げると、タレスの出港口から数千キロ離れた地点から、こちらに向かってくる飛行物を発見したとの事。
拡大等の解析を急がせていて、それまで宗太郎は艦長席で待っていた。
オペレーターの声が大きくなった。重要事項と判断し、即座に報告しないといけないと思ったからだろう。
彼女の報告を聞いて、宗太郎は艦長席から立ち上がった。
他の宇宙船が捉えた映像が見たいと言って、転送してもらうように頼んだ。
あまり笑わない宗太郎が、喜びの表情を見せた。
宇宙船の武装で事足りると判断された部隊は、続々帰還を果たした。
一時的なので、次の出撃の可能性は残っている。
ロボ等の機体は補給と点検整備を、パイロット達は休息を取った。
限られた時間は有効活用した。
戦闘の警戒体制はレベルを下げ、緩くなった。
技術士達は次の戦闘体制に入る事を見据えて、補給に整備に大忙しだった。
逆にパイロットやHR(残存兵)、宇宙船で砲撃や操舵を担ったクルーは、持ち場で待機のまま、身体をリラックスさせていた。
火星圏タレスの外観から、騒がしさが消えた。
宗太郎が乗っている宇宙船[天海号]に、通信が入った。
[ラストコア]側の他の宇宙船からだ。
オペレーターが内容を読み上げると、タレスの出港口から数千キロ離れた地点から、こちらに向かってくる飛行物を発見したとの事。
拡大等の解析を急がせていて、それまで宗太郎は艦長席で待っていた。
オペレーターの声が大きくなった。重要事項と判断し、即座に報告しないといけないと思ったからだろう。
彼女の報告を聞いて、宗太郎は艦長席から立ち上がった。
他の宇宙船が捉えた映像が見たいと言って、転送してもらうように頼んだ。
あまり笑わない宗太郎が、喜びの表情を見せた。