12・潜入の日
搬入口に近道の出港口から入って…搬入口についたものの…。
『何だコレ!』
「瓦礫の山が…できてるよ?」
私と勇希兄ちゃんは思わず声をあげた。
瓦礫…よく見ると機械のガラクタばかり、山ができるくらいに積まれていた。
『えっと…搬入口ですよね?』
和希兄ちゃんも困惑していた。
『我々も、実際に訪れるのは初めてですので…。』
「でも、山の後ろに建物が見えるよ!」
私は兄達に建物の証拠の映像を転送した。
『塞がれている感はあるな…。』
『遠方に多数の建物が立ち並んでいますね…もしや?』
『あの白い建物群は、研究所でしょう。ビウス様とご覧になってます。』
タレス…研究所…。
「ここに武人兄ちゃんが捕えられているって、目星をつけてもいいんですね?」
『我々は火星圏を訪問する機会はあまりございません。[レッド研究所]には出向いた経験があるだけで…』
『周辺にも街らしき場所がありますが…黒か焦茶色の建物ばかりですね…。』
『つーか、なんか英語でクラン?と書いてるぜ?』
「あ。」『…そうか!』
勇希兄ちゃんは地図を見て、ローマ字読みのように英文字を読んだ。
その読み方に私と和希兄ちゃんは反応し、なるほどと感心した。
地図に名前があるなら、答えは簡単に判明できそう。
勇希兄ちゃんにしては冴えてるね。
『何だコレ!』
「瓦礫の山が…できてるよ?」
私と勇希兄ちゃんは思わず声をあげた。
瓦礫…よく見ると機械のガラクタばかり、山ができるくらいに積まれていた。
『えっと…搬入口ですよね?』
和希兄ちゃんも困惑していた。
『我々も、実際に訪れるのは初めてですので…。』
「でも、山の後ろに建物が見えるよ!」
私は兄達に建物の証拠の映像を転送した。
『塞がれている感はあるな…。』
『遠方に多数の建物が立ち並んでいますね…もしや?』
『あの白い建物群は、研究所でしょう。ビウス様とご覧になってます。』
タレス…研究所…。
「ここに武人兄ちゃんが捕えられているって、目星をつけてもいいんですね?」
『我々は火星圏を訪問する機会はあまりございません。[レッド研究所]には出向いた経験があるだけで…』
『周辺にも街らしき場所がありますが…黒か焦茶色の建物ばかりですね…。』
『つーか、なんか英語でクラン?と書いてるぜ?』
「あ。」『…そうか!』
勇希兄ちゃんは地図を見て、ローマ字読みのように英文字を読んだ。
その読み方に私と和希兄ちゃんは反応し、なるほどと感心した。
地図に名前があるなら、答えは簡単に判明できそう。
勇希兄ちゃんにしては冴えてるね。