10・誓約の日
白井:…そうだな。部屋を出たら、アイツのメアドに送るよ。
◇◇:そうこないとね。
◯◯:じゃあ、早いけどお開きにするぜ?俺達もう寝るからな?
◇◇:おやすみー。
白井:おやすみ。
[チャット終了]
「海外留学か…。」
フゥと俺は息を吐いた。
「ま、櫻井もチャットしないけど。」
それでも文字だけでいいから、会いたかったなぁと俺は思ったのに。
櫻井とは、俺の同級生の櫻井美空(さくらいみそら)という女の子だ。
美術部と掛け持ちで研究部に所属している。
知識は乏しいが絵がうまく、完成図のイメージから回路図などの製図を作成した。
だから俺達は作業に専念できた。
櫻井がいなくなったからと言って、別に回路図ぐらいは描けるから、心配無用だが。
俺には他に約束事があった。
個室のロッカーから持ち出した携帯電話。
メモリーカードをうまく取り出して、PCの差し込み口に購入した。
データは自動的に表示され、別途設定は必要なかった。
◇◇:そうこないとね。
◯◯:じゃあ、早いけどお開きにするぜ?俺達もう寝るからな?
◇◇:おやすみー。
白井:おやすみ。
[チャット終了]
「海外留学か…。」
フゥと俺は息を吐いた。
「ま、櫻井もチャットしないけど。」
それでも文字だけでいいから、会いたかったなぁと俺は思ったのに。
櫻井とは、俺の同級生の櫻井美空(さくらいみそら)という女の子だ。
美術部と掛け持ちで研究部に所属している。
知識は乏しいが絵がうまく、完成図のイメージから回路図などの製図を作成した。
だから俺達は作業に専念できた。
櫻井がいなくなったからと言って、別に回路図ぐらいは描けるから、心配無用だが。
俺には他に約束事があった。
個室のロッカーから持ち出した携帯電話。
メモリーカードをうまく取り出して、PCの差し込み口に購入した。
データは自動的に表示され、別途設定は必要なかった。