10・誓約の日
中央奥のコンピュータ群が、司令室のメイン制御装置となっていた。
配線のつながったマイクを口元に寄せて、クーランは口を開いた。
「いいか?照準は金星の王子様だ。
せめて四肢だけでもチョッキン、だ。
王子様が壊れたら軍団は一気に戦意を失う。
ガキ共?今はまだ放置しておけ。」
誰かに指示を出しているクーランだが、静音設定で彼以外は相手側の声は聞き取れなかった。
「じっくり痛めつけてやるよ。
マルロは証言だけで戦意喪失を促したが、効果がなかった。
実践で引き剥がして、ガキ共を殴りつけさせるのがわからせやすいとな。
…ラルクを連れ戻す準備もするからな。」
配線のつながったマイクを口元に寄せて、クーランは口を開いた。
「いいか?照準は金星の王子様だ。
せめて四肢だけでもチョッキン、だ。
王子様が壊れたら軍団は一気に戦意を失う。
ガキ共?今はまだ放置しておけ。」
誰かに指示を出しているクーランだが、静音設定で彼以外は相手側の声は聞き取れなかった。
「じっくり痛めつけてやるよ。
マルロは証言だけで戦意喪失を促したが、効果がなかった。
実践で引き剥がして、ガキ共を殴りつけさせるのがわからせやすいとな。
…ラルクを連れ戻す準備もするからな。」