10・誓約の日
金星圏メイスの、ビウス・エクステラ。
彼がクーランの通信相手になっていた。
実は彼もHRであり、[宇宙犯罪者]に指定されている1人である。
本人はプライドが高く、『犯罪者』のレッテルを張られる事を不服に思っているが。
「何か用?」
クーランはとりあえず、話だけ聞こうとした。
『家来から聞きました!他のHRが全て倒されたと!』
「あー、うん。俺のとこのはな。」
『でしたら、是非我々をお使いくださいませ!』
キラキラと笑顔で話すビウス。
聞き手のクーランは頭を掻きながら、苦い表情をしていた。
「いや、いいわ。ちょっと俺に考える時間をくれや。」
クーランの応答に、ビウスが吠え出した。
「何故です!?我々は準備万全なのですぞ!」
「…お前ら、何にも調べてねぇのか?」
クーランは首を左右に振って、ビウスの過剰さに呆れていた。
「知っていますとも!地球には憎きラルクが生存しているのでしょう!地球人と手を組んで!」
「じゃあ地球人の素性まで…いやこれはいい。
地球産のロボは?あと地球に協力する宇宙人は?
お前さんはどこまで、この情報を知っている?」
『子供が操縦するロボでしょう!』
「ガキが扱うから、地球産のロボの守りが堅いんだろう?」
クーランの答えに、ビウスは口を閉じてしまった。
彼がクーランの通信相手になっていた。
実は彼もHRであり、[宇宙犯罪者]に指定されている1人である。
本人はプライドが高く、『犯罪者』のレッテルを張られる事を不服に思っているが。
「何か用?」
クーランはとりあえず、話だけ聞こうとした。
『家来から聞きました!他のHRが全て倒されたと!』
「あー、うん。俺のとこのはな。」
『でしたら、是非我々をお使いくださいませ!』
キラキラと笑顔で話すビウス。
聞き手のクーランは頭を掻きながら、苦い表情をしていた。
「いや、いいわ。ちょっと俺に考える時間をくれや。」
クーランの応答に、ビウスが吠え出した。
「何故です!?我々は準備万全なのですぞ!」
「…お前ら、何にも調べてねぇのか?」
クーランは首を左右に振って、ビウスの過剰さに呆れていた。
「知っていますとも!地球には憎きラルクが生存しているのでしょう!地球人と手を組んで!」
「じゃあ地球人の素性まで…いやこれはいい。
地球産のロボは?あと地球に協力する宇宙人は?
お前さんはどこまで、この情報を知っている?」
『子供が操縦するロボでしょう!』
「ガキが扱うから、地球産のロボの守りが堅いんだろう?」
クーランの答えに、ビウスは口を閉じてしまった。