1・正夢の日
☆☆☆
「てなわけや。空の案内、よろしく頼むで。」
「何がよろしく頼むだ。開発に忙しいってのに。」
輸送シャトルの操縦士こと、『ラストコア』の技術局長であるアレックス・ヘイリーは武人に不満をこぼした。
ブロンドヘアの眼鏡をかけた童顔だが、立派な成人男子である。
「はあ...。俺的には鍛えられた人間を使えば楽なんだがな。」
「お前のデータから見ても、年々落ちとんのはわかるで。 今回は見飽きて途中で退出したわ。」
「何を考えているんだ...いや、軍には保身だけか。」
アレックスは話を聞きながら、ハンドルを軽く握っていた。
「予測はつくけど、条件はどうや?」
「男が望ましいな。女は身体上負荷をかけてしまう可能性がある。あとは...一般人だと厳しいが、鍛えられている奴だ。」
「スポーツやってるアスリート、がええんやな?」
「そうだな。他に成人している奴。子供は論外だぞ。保障問題が絡むからな。」
「てなわけや。空の案内、よろしく頼むで。」
「何がよろしく頼むだ。開発に忙しいってのに。」
輸送シャトルの操縦士こと、『ラストコア』の技術局長であるアレックス・ヘイリーは武人に不満をこぼした。
ブロンドヘアの眼鏡をかけた童顔だが、立派な成人男子である。
「はあ...。俺的には鍛えられた人間を使えば楽なんだがな。」
「お前のデータから見ても、年々落ちとんのはわかるで。 今回は見飽きて途中で退出したわ。」
「何を考えているんだ...いや、軍には保身だけか。」
アレックスは話を聞きながら、ハンドルを軽く握っていた。
「予測はつくけど、条件はどうや?」
「男が望ましいな。女は身体上負荷をかけてしまう可能性がある。あとは...一般人だと厳しいが、鍛えられている奴だ。」
「スポーツやってるアスリート、がええんやな?」
「そうだな。他に成人している奴。子供は論外だぞ。保障問題が絡むからな。」