1・正夢の日
☆☆☆
アレックスは焦りを感じていた。
操縦席のレーダー反応には、敵機を示す赤い光が点滅を繰り返すだけである。
もちろん、仲間の武人を示す青い光も点滅しているが...問題はその距離だ。
2点の光は近接した途端、赤い光が青い光から遠ざかるではないか。
赤い光が向かう方角は愛嬌湾。
(湾上だったら、被害は最小限に抑えられる。本部からのAI射出も可能だが...。)
アレックスはレーダー上の青い光が気になっていた。
だが時間は止まらない。青い光もようやく動きを見せた。
「!?」
青い光も愛嬌湾へ向かっていた。
しばらく経つと、アレックスのヘッドホンに通信が入った。
『よお!』「遅かったじゃないか!」
『悪いなあ、逃げ遅れた人らを助けてたんや。ほら。』
操縦席のモニターが切り替わる。
映るのは...黒いボディに赤のラインが入った人型ロボと、 両手に乗る3人の子供達だった。
アレックスは焦りを感じていた。
操縦席のレーダー反応には、敵機を示す赤い光が点滅を繰り返すだけである。
もちろん、仲間の武人を示す青い光も点滅しているが...問題はその距離だ。
2点の光は近接した途端、赤い光が青い光から遠ざかるではないか。
赤い光が向かう方角は愛嬌湾。
(湾上だったら、被害は最小限に抑えられる。本部からのAI射出も可能だが...。)
アレックスはレーダー上の青い光が気になっていた。
だが時間は止まらない。青い光もようやく動きを見せた。
「!?」
青い光も愛嬌湾へ向かっていた。
しばらく経つと、アレックスのヘッドホンに通信が入った。
『よお!』「遅かったじゃないか!」
『悪いなあ、逃げ遅れた人らを助けてたんや。ほら。』
操縦席のモニターが切り替わる。
映るのは...黒いボディに赤のラインが入った人型ロボと、 両手に乗る3人の子供達だった。