1・正夢の日
「お前さあ、婆ちゃんに何でも言うなよ...。」
「何で?」
「婆ちゃん困ってたんだからな。」
「うん...でも、他の夢なんか、見たことないし。」
「そうなんだよなあ...。」
通学途中、私が下の兄で同じ中学生の勇希兄ちゃんと話した内容だった。
勇希兄ちゃんにはいつも忠告されているけど、私は全く気にならない。
自分の見る夢で友達が出来なくなっても、やる事が勉強と読書と家事手伝いしかなくても、気にならない。
しつこいようだけど、私は夢の中の男の人を信じている。
いつの日か、私と出会うのを。
「何で?」
「婆ちゃん困ってたんだからな。」
「うん...でも、他の夢なんか、見たことないし。」
「そうなんだよなあ...。」
通学途中、私が下の兄で同じ中学生の勇希兄ちゃんと話した内容だった。
勇希兄ちゃんにはいつも忠告されているけど、私は全く気にならない。
自分の見る夢で友達が出来なくなっても、やる事が勉強と読書と家事手伝いしかなくても、気にならない。
しつこいようだけど、私は夢の中の男の人を信じている。
いつの日か、私と出会うのを。