1・正夢の日

☆☆☆

敵のロボットは全部で6体と、シャトルのレーダー反応にあった。
外に出た武人が、シャトルの周りの敵を全て瞬殺。
武人はジェット噴射機を使用せず、ロボの肩とシャトルを踏み台にして行き来し、手持ちの銃でロボの中心部を打ち抜いた。
武人は確実に『心臓』部分をぶち抜いていた。
高い命中率を誇る彼のおかげで、ぶち抜かれたロボは次々と爆発し、残骸は燃えて地上に落ちていく。
残ったAIが残骸を回収し、地上落下の被害を最小限に努めた。

武人はシャトルの真上。
アレックスのいる操縦席を覗いた。
「よお。終わったで。」
「無茶をするな!そのまま落下したらどうするんだ!」
「むしろ変身してデカくなるより、身体はマシやろ?」
「確かに負担は大きいが...。お前はうまくかわせるとは思ったが、万が一の場合を考えると心臓に悪いぞ。」
「アレックスは心配症やもんな。」
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