クロスギルド
何故か。何故かだ。私メアの傍には二人の女の子がいる。どうしてだ。
ミホークとクロコダイルの言う会社に向かった。大きな赤いテント郡がそこにはあった。中は薄暗く、どこか恐ろしい場所だった。中には沢山の人がいて、もうこんなに社員を増やしたのかとクロコダイルを少しすごいと思った。メアはミホーク「腕から手を離すな」と言われているのでがっしり掴んで離さない。
「クハハよく来たな」
クロコダイルの声がざわめく会社に強く轟く。よく目立つ声だと思う。
「案内するぜ」
クロコダイルはミホークの隣に立ちそう言った。ふとミホークにしがみついてるメアをクロコダイルは見つける。
「それが噂のミホークの飼い猫か」
「かっ!?」
飼い猫ですって?!メアは驚いて思わず声を上げた。ミホークはふんと鼻を鳴らした。
「どちらが飼われてるかわからんな」
どちらが飼われてるって、私がミホーク様を飼ってるってこと?それだけはない。
「へぇ、随分とお熱だな?」
「余計な詮索はやめろ」
「なんだよツレねぇな。同類だろ?」
ふんっとミホークはもう一度鼻を鳴らした。クロコダイルは渋いタバコの匂いがして少し嫌だった。今後この人と関わりながら生活すると思うと先が思いやれる。
「ここだ」
そう言われて着いたのは緑のソファーと謎のインテリアの飾られた部屋だった。クロコダイルは謎のインテリアを思いっきり殴った。
「ぎゃあ!やめてぇー!!」
そう声がしてメアはびっくりして後ろに下がった。これはインテリアなんかじゃない。人の首だ。クロコダイルの残酷さを目の前でよく理解した。でも、何故生きている?この青い髪、赤い鼻もしかして。
ミホークはため息をつく。
「あ!メアちゃん?」
誰かが小声でそうメアの名を呼ぶ。メアは振り返る。そこにはどこかで会った、ミルクティーの髪をふたつに結んだピエロの女の子、ニコがいた。
「ニコちゃん!」
てことは、この人はバギー?
バギーは涙目でこっちを見る。そして小声で、でもはっきり言った。
「ニコ!こっちにくるんじゃねぇ!」
クロコダイルは首を回し、ニコを見た。ニコは「ひっ!」と声を上げた。メアは咄嗟にニコの前に立った。そしてクロコダイルを睨み上げた。正直足がすくんで、震えて立つのもやっとだ。でも、友達が目の前で殺されたらもっと胸糞悪かった。
クロコダイルは口角を上げた。
「お嬢さん方は友達かな?」
「えぇ」
そう答えるのはメアだった。ミホークは静かにクロコダイルを睨んでいた。クロコダイルはたらりと汗を流した。
「お嬢さん方にはふさわしい部屋に案内するぜ」
ミホークの睨みは止まなかった。
「心配なら鷹の目、お前もついてこい」
クロコダイルはバギーを置き去りにして別の部屋に向かった。
クロコダイルがドアノブに手をかかる。
中には、1人の少女が佇んでいた。その少女は顔をゆっくりあげて微笑んだ。
「クロコダイル様!」
ミホークとクロコダイルの言う会社に向かった。大きな赤いテント郡がそこにはあった。中は薄暗く、どこか恐ろしい場所だった。中には沢山の人がいて、もうこんなに社員を増やしたのかとクロコダイルを少しすごいと思った。メアはミホーク「腕から手を離すな」と言われているのでがっしり掴んで離さない。
「クハハよく来たな」
クロコダイルの声がざわめく会社に強く轟く。よく目立つ声だと思う。
「案内するぜ」
クロコダイルはミホークの隣に立ちそう言った。ふとミホークにしがみついてるメアをクロコダイルは見つける。
「それが噂のミホークの飼い猫か」
「かっ!?」
飼い猫ですって?!メアは驚いて思わず声を上げた。ミホークはふんと鼻を鳴らした。
「どちらが飼われてるかわからんな」
どちらが飼われてるって、私がミホーク様を飼ってるってこと?それだけはない。
「へぇ、随分とお熱だな?」
「余計な詮索はやめろ」
「なんだよツレねぇな。同類だろ?」
ふんっとミホークはもう一度鼻を鳴らした。クロコダイルは渋いタバコの匂いがして少し嫌だった。今後この人と関わりながら生活すると思うと先が思いやれる。
「ここだ」
そう言われて着いたのは緑のソファーと謎のインテリアの飾られた部屋だった。クロコダイルは謎のインテリアを思いっきり殴った。
「ぎゃあ!やめてぇー!!」
そう声がしてメアはびっくりして後ろに下がった。これはインテリアなんかじゃない。人の首だ。クロコダイルの残酷さを目の前でよく理解した。でも、何故生きている?この青い髪、赤い鼻もしかして。
ミホークはため息をつく。
「あ!メアちゃん?」
誰かが小声でそうメアの名を呼ぶ。メアは振り返る。そこにはどこかで会った、ミルクティーの髪をふたつに結んだピエロの女の子、ニコがいた。
「ニコちゃん!」
てことは、この人はバギー?
バギーは涙目でこっちを見る。そして小声で、でもはっきり言った。
「ニコ!こっちにくるんじゃねぇ!」
クロコダイルは首を回し、ニコを見た。ニコは「ひっ!」と声を上げた。メアは咄嗟にニコの前に立った。そしてクロコダイルを睨み上げた。正直足がすくんで、震えて立つのもやっとだ。でも、友達が目の前で殺されたらもっと胸糞悪かった。
クロコダイルは口角を上げた。
「お嬢さん方は友達かな?」
「えぇ」
そう答えるのはメアだった。ミホークは静かにクロコダイルを睨んでいた。クロコダイルはたらりと汗を流した。
「お嬢さん方にはふさわしい部屋に案内するぜ」
ミホークの睨みは止まなかった。
「心配なら鷹の目、お前もついてこい」
クロコダイルはバギーを置き去りにして別の部屋に向かった。
クロコダイルがドアノブに手をかかる。
中には、1人の少女が佇んでいた。その少女は顔をゆっくりあげて微笑んだ。
「クロコダイル様!」