ハロー!ウィザーティングワールド
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太陽が沈みほーほーと梟が鳴く時間帯に汽車はホグワーツに停車した。先導するのは森番を任されているルビウス・ハグリッド。髭もじゃに隠れたつぶらな瞳はサルビアを見た途端さらに小さくなった。とんでもない異端児が入学した予感にハグリッドは無意識に身体をこわばらせた。大人の手前もあって生徒たちの前でそのような姿は見せず、例年通り生徒をボートに乗せて湖を渡り城の入り口まで案内する。ハグリッドは扉を開けると選手交代と言いたげにどこかへと移動した。とある生徒から離れたかったのも一つある。入れ替わりで生徒たちの前に現れたのはエメラルド色のローブを着た背の高い年配の魔女だ。
「ミネルバ・マクゴナガルです。どうぞよろしく」
簡素に挨拶したマクゴナガルは時間がないと言いたげにキビキビ歩き出した。遅れまいと早足で移動する生徒達の中でとある男子生徒がとある女子生徒の足を踏んだ。その結果たちまち取っ組み合いの喧嘩になったのにマクゴナガルは瞬く間にできた眉間の皺を薄くはせずむしろ周りの肉を集めて皺を深くした。ふむ私の史上最悪のいたずらっレディが入学してきたものですねと推測する。なにせ踏まれた被害者は女子であるが喧嘩の被害者は男子だ。
「ホグワーツにいる間皆さんのよい行いは自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反した時は寮の減点になります。寮が決まらないからと悪い行いに走るなど言語道断。寮が決まり次第減点しますからそのつもりで」
ぎろりと睨め付けるような目線にスネイプは居心地悪そうに身をすくめた。サルビアはシャキッと背筋を伸ばし素知らぬ顔で周りを見渡している。サルビアを危険人物だと判断したのは実に正しかったとマクゴナガルは自分を褒めて脳内に彼女の名前をしっかり記した。
「まもなく全校列席の前で組分けの儀式が始まります。待っている間できるだけ身なりを整えておきなさい」
注意事項を述べているマクゴナガルの目線はしっかりとサルビアに固定されている。サルビアはずっとにっこりをしているのにマクゴナガルはげんなりとした。サルビアを強く叱り付けて咳払いをした後に声を張り上げた。
「組分け儀式がまもなく始まります。さあ一列になって着いてきてください」
その途端誰の指示もなくリリー以外の全員がサルビアの後ろに並んだ。異性との喧嘩に躊躇なく金的狙うバーサーカーがいれば何があっても平気やろという生贄理論ともいう。流石にそれはまずいと待ったをかけたリリーが先頭に立つ。ならば自分がとセブルスになった途端にどうぞどうぞと押し付けるサルビアの動きにイラッとしたマクゴナガルはじゃんけんで決めなさいと告げた。数分にも及ぶじゃんけんの結果先頭がサルビア、二番目がリリー、三番目がスネイプ。ちなみに負けた順である。
「準備はいいですか。では開けます」
新入生の殆どは大広間に足を踏み入れてすぐに目の前の光景に肝を抜かしたのかぽかんと口を開けた。なにせ大広間の天井には何千という蝋燭が空中に浮かび四つの長テーブルを照らしているのだ。テーブルには上級生らしき生徒が着席し、キラキラ輝く金色の皿とゴブレットが置いてあった。広間の上座にはもう一つ長テーブルがあって教師らしき人間が座っている。リリーやスネイプが魔法という非科学的現象の連続に胸を振るわせている前でサルビアは金色の皿をフリマで売ったらいくらだろうと現実的な事を考えていた。マクゴナガルは上座のテーブルのところまで新入生を引率し、上級生の方に顔を向けると先生方に背を向ける恰好で一列に並ばせた。先生が一年生の前に黙って四本足のスツールを置きその上に魔法使いが被るようなとんがり帽子をかしこまって置いた。次の瞬間つばの襟の破れ目が口のようになり軽やかに歌い出した。
「つまり帽子を被るだけで今後所属する寮が決まるの?リリーと一緒の寮じゃなかったらあのオンボロ帽子燃やしちゃお」
歌い終わった帽子は全校生徒からの拍手にお礼を述べつつ恐怖で身震いした。帽子は耳がいいので生徒の声を一人一人聞き分けるのが可能である。つまりサルビアの独り言はばっちり聞こえていたのだ。あの先頭にいる新入生激ヤバすぎん?爽やかな笑顔で私を見ないで圧を掛けないで。サイコパスに震えながらも帽子はアルファベット順に呼ばれた生徒の寮をきっちりと決めていく。マクゴナガルがサルビアの名を呼んだのに帽子は改めて身を引き締めた。身なんてないけど。
「失礼ですけどこの帽子ちゃんと裏の隅々まで洗濯して外に干して貰ってます?普段は蜘蛛の巣だらけで埃かぶってる物置に放置されてるの被るのとか衛生的に嫌なんですけど」
「頭に置いた途端に罵倒しないでくれるかね。帽子は無機物だけど心があるし失礼だと前置きあれば何言ってもいい訳ないから。それと私は毎日隅々までちゃんと洗ってもらってます」
「ならいいや。ところでイケメンのお帽子様、私の寮はどこで妹の寮はどこになるご予定で?」
「急に媚び売らないで色々と怖いから最低でも100kmは離れて」
「お帽子様の態度によってはコロナ菌を撒き散らしますわ」
「Don'ttouchme!もう怖いから先に言うけど君はスリザリン一択だし多分妹さんはグリフィンドールになると思う。けど友達っぽい男の子はスリザリンだやったね」
「?ごめん遊ばせ。翻訳機能がおバグってお帽子様のお言葉が全く聞き取れないの。ちゃんと聞き取れる言語でお話しくださる?」
「じゃあちゃんと聞いてね。頼むからお願い準備はできたねじゃあいくよ〜せーの!サルビア・エバンズは生涯スリザリンですっっ!!!スリザリン以外ぜえええっっったいにありえません!!!!」
大広間に何回も反響する組み分けの生徒や教師一同が唖然とする中。一人だけ机に突っ伏して顔を隠すのはアルバス・ダンブルドアだ。どうにか顔を上げたダンブルドアの口元はプルプル震えていた。校長の異変に気付いたマクゴナガルが組み分けを急ごうとサルビアの頭から帽子を取る。それを躊躇いなく奪うサルビア。返しなさいと怒鳴ろうとしたマクゴナガルだが異様すぎる圧を放つサルビアに動くが止まってしまう。歴戦の猛者と疑うくらいのオーラだ。サルビアはびくびく怯える組み分け帽子を椅子の上に置いてそのつばに杖を向けた。
「ウェルダンか炭か塵芥になるか好きなのを選んでね♡」
「いやああああ!!燃やされるうううううう!!!」
おどろおどろしい呪文を唱えたサルビアに死を感じ取った帽子がボロ雑巾を裂いたような悲鳴をあげた。我に返ったマクゴナガルや教師の何人かがサルビアの蛮行を止めようと呪文をかけまくる。その甲斐あって教師陣付近のテーブルで魔法の強固な檻に入れられたサルビアは人語をなくし檻を壊そうと体当たりを何度もしていた。狂気に満ちた彼女の目線は組み分け帽子を被っているリリー・エバンズのみに注がれている。
「あの…ほんとにあのごめんなさい…貴女はどう足掻いてもその…グリフィンドールですはい」
蚊が鳴くような帽子の囁き声をバッチリ聞き取ったサルビアは満面の笑みを浮かべた。次の瞬間腕を三本と足を六本と羽三枚と目玉を五個生やし体色を赤に変化。世にも恐ろしいキメラに変身すると口からレーザー光線を出して檻を木っ端微塵に破壊。ギョロリと動かした七つの目玉を帽子に向ける。帽子は明確な”死”を感じ取った。
「おいおいおい!あれマジでやばいって!!なあ君のお姉さんが大変なんだ!!どうにか説得してくれないか!?」
「ほんとに?姉さんと違う寮で七年も?ハハハハ……滅んでしまえこんな学校」
「ブルータス君も重度シスコンか。おいスニベルス!お前あいつの友達なんどろ!?なんとかしてくれよ!」
「ʅ(◞‿◟)ʃ」
「今すぐ泣かせてやろうか?」
「やめて僕に乱暴する気でしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」
「あのさジェームズ。俺はお前が同性好きなの知っても態度変えたりしないから」
「シリウスが誤解するから胸を隠すような仕草をするな!」
「(*´-`)」
「杖を構えてお辞儀しろセブルス・スネイプ。それが決闘の流儀だ」
「ミネルバ・マクゴナガルです。どうぞよろしく」
簡素に挨拶したマクゴナガルは時間がないと言いたげにキビキビ歩き出した。遅れまいと早足で移動する生徒達の中でとある男子生徒がとある女子生徒の足を踏んだ。その結果たちまち取っ組み合いの喧嘩になったのにマクゴナガルは瞬く間にできた眉間の皺を薄くはせずむしろ周りの肉を集めて皺を深くした。ふむ私の史上最悪のいたずらっレディが入学してきたものですねと推測する。なにせ踏まれた被害者は女子であるが喧嘩の被害者は男子だ。
「ホグワーツにいる間皆さんのよい行いは自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反した時は寮の減点になります。寮が決まらないからと悪い行いに走るなど言語道断。寮が決まり次第減点しますからそのつもりで」
ぎろりと睨め付けるような目線にスネイプは居心地悪そうに身をすくめた。サルビアはシャキッと背筋を伸ばし素知らぬ顔で周りを見渡している。サルビアを危険人物だと判断したのは実に正しかったとマクゴナガルは自分を褒めて脳内に彼女の名前をしっかり記した。
「まもなく全校列席の前で組分けの儀式が始まります。待っている間できるだけ身なりを整えておきなさい」
注意事項を述べているマクゴナガルの目線はしっかりとサルビアに固定されている。サルビアはずっとにっこりをしているのにマクゴナガルはげんなりとした。サルビアを強く叱り付けて咳払いをした後に声を張り上げた。
「組分け儀式がまもなく始まります。さあ一列になって着いてきてください」
その途端誰の指示もなくリリー以外の全員がサルビアの後ろに並んだ。異性との喧嘩に躊躇なく金的狙うバーサーカーがいれば何があっても平気やろという生贄理論ともいう。流石にそれはまずいと待ったをかけたリリーが先頭に立つ。ならば自分がとセブルスになった途端にどうぞどうぞと押し付けるサルビアの動きにイラッとしたマクゴナガルはじゃんけんで決めなさいと告げた。数分にも及ぶじゃんけんの結果先頭がサルビア、二番目がリリー、三番目がスネイプ。ちなみに負けた順である。
「準備はいいですか。では開けます」
新入生の殆どは大広間に足を踏み入れてすぐに目の前の光景に肝を抜かしたのかぽかんと口を開けた。なにせ大広間の天井には何千という蝋燭が空中に浮かび四つの長テーブルを照らしているのだ。テーブルには上級生らしき生徒が着席し、キラキラ輝く金色の皿とゴブレットが置いてあった。広間の上座にはもう一つ長テーブルがあって教師らしき人間が座っている。リリーやスネイプが魔法という非科学的現象の連続に胸を振るわせている前でサルビアは金色の皿をフリマで売ったらいくらだろうと現実的な事を考えていた。マクゴナガルは上座のテーブルのところまで新入生を引率し、上級生の方に顔を向けると先生方に背を向ける恰好で一列に並ばせた。先生が一年生の前に黙って四本足のスツールを置きその上に魔法使いが被るようなとんがり帽子をかしこまって置いた。次の瞬間つばの襟の破れ目が口のようになり軽やかに歌い出した。
「つまり帽子を被るだけで今後所属する寮が決まるの?リリーと一緒の寮じゃなかったらあのオンボロ帽子燃やしちゃお」
歌い終わった帽子は全校生徒からの拍手にお礼を述べつつ恐怖で身震いした。帽子は耳がいいので生徒の声を一人一人聞き分けるのが可能である。つまりサルビアの独り言はばっちり聞こえていたのだ。あの先頭にいる新入生激ヤバすぎん?爽やかな笑顔で私を見ないで圧を掛けないで。サイコパスに震えながらも帽子はアルファベット順に呼ばれた生徒の寮をきっちりと決めていく。マクゴナガルがサルビアの名を呼んだのに帽子は改めて身を引き締めた。身なんてないけど。
「失礼ですけどこの帽子ちゃんと裏の隅々まで洗濯して外に干して貰ってます?普段は蜘蛛の巣だらけで埃かぶってる物置に放置されてるの被るのとか衛生的に嫌なんですけど」
「頭に置いた途端に罵倒しないでくれるかね。帽子は無機物だけど心があるし失礼だと前置きあれば何言ってもいい訳ないから。それと私は毎日隅々までちゃんと洗ってもらってます」
「ならいいや。ところでイケメンのお帽子様、私の寮はどこで妹の寮はどこになるご予定で?」
「急に媚び売らないで色々と怖いから最低でも100kmは離れて」
「お帽子様の態度によってはコロナ菌を撒き散らしますわ」
「Don'ttouchme!もう怖いから先に言うけど君はスリザリン一択だし多分妹さんはグリフィンドールになると思う。けど友達っぽい男の子はスリザリンだやったね」
「?ごめん遊ばせ。翻訳機能がおバグってお帽子様のお言葉が全く聞き取れないの。ちゃんと聞き取れる言語でお話しくださる?」
「じゃあちゃんと聞いてね。頼むからお願い準備はできたねじゃあいくよ〜せーの!サルビア・エバンズは生涯スリザリンですっっ!!!スリザリン以外ぜえええっっったいにありえません!!!!」
大広間に何回も反響する組み分けの生徒や教師一同が唖然とする中。一人だけ机に突っ伏して顔を隠すのはアルバス・ダンブルドアだ。どうにか顔を上げたダンブルドアの口元はプルプル震えていた。校長の異変に気付いたマクゴナガルが組み分けを急ごうとサルビアの頭から帽子を取る。それを躊躇いなく奪うサルビア。返しなさいと怒鳴ろうとしたマクゴナガルだが異様すぎる圧を放つサルビアに動くが止まってしまう。歴戦の猛者と疑うくらいのオーラだ。サルビアはびくびく怯える組み分け帽子を椅子の上に置いてそのつばに杖を向けた。
「ウェルダンか炭か塵芥になるか好きなのを選んでね♡」
「いやああああ!!燃やされるうううううう!!!」
おどろおどろしい呪文を唱えたサルビアに死を感じ取った帽子がボロ雑巾を裂いたような悲鳴をあげた。我に返ったマクゴナガルや教師の何人かがサルビアの蛮行を止めようと呪文をかけまくる。その甲斐あって教師陣付近のテーブルで魔法の強固な檻に入れられたサルビアは人語をなくし檻を壊そうと体当たりを何度もしていた。狂気に満ちた彼女の目線は組み分け帽子を被っているリリー・エバンズのみに注がれている。
「あの…ほんとにあのごめんなさい…貴女はどう足掻いてもその…グリフィンドールですはい」
蚊が鳴くような帽子の囁き声をバッチリ聞き取ったサルビアは満面の笑みを浮かべた。次の瞬間腕を三本と足を六本と羽三枚と目玉を五個生やし体色を赤に変化。世にも恐ろしいキメラに変身すると口からレーザー光線を出して檻を木っ端微塵に破壊。ギョロリと動かした七つの目玉を帽子に向ける。帽子は明確な”死”を感じ取った。
「おいおいおい!あれマジでやばいって!!なあ君のお姉さんが大変なんだ!!どうにか説得してくれないか!?」
「ほんとに?姉さんと違う寮で七年も?ハハハハ……滅んでしまえこんな学校」
「ブルータス君も重度シスコンか。おいスニベルス!お前あいつの友達なんどろ!?なんとかしてくれよ!」
「ʅ(◞‿◟)ʃ」
「今すぐ泣かせてやろうか?」
「やめて僕に乱暴する気でしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」
「あのさジェームズ。俺はお前が同性好きなの知っても態度変えたりしないから」
「シリウスが誤解するから胸を隠すような仕草をするな!」
「(*´-`)」
「杖を構えてお辞儀しろセブルス・スネイプ。それが決闘の流儀だ」
