ホグワーツでのあれやこれや
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『今シーズン最後のクィディッチがまもなく開催されます!!』
「(熱狂する観衆)」
『実況は私スピンド・ワゴーンが務めます。おおっとここで選手達の登場だあっ!右側から入場したのは真紅のユニフォームに身を包んだグリフィンドール!優秀な選手が粒揃いですがやはり注目選手はシーカーの申し子とも呼ばれるジェームズ・ポッター!!プレッシャーをものともせず観客席にいるリリー・エバンズのみに手を振るのは対戦相手への煽りか!?ポッターの煽りを受けてコートを全力疾走するのはホグワーツの最終兵器サルビア・エバンズ!彼女を無視してゆったりと歩くのは緑のユニフォームに身を包んだスリザリン!グリフィンドールが彼等に疲れてないかと労りの言葉をかけている!』
『サルビアのお陰で本来仲違いするであろう寮の仲がいいのは実に複雑ですね』
『ええ本当にその残りで。おっとスリザリンチームの遠い目をガン無視してジェームズに向かって猪突猛進するのはシーカーのサルビア!!ああっとここで一気に五メートルまで跳躍した!!あの構えはもしかしなくても飛び蹴りでしょうか!?!』
「サルビア姉さんダメよ!手を出すなら人気のない場所でやりなさい!」
『おおっとここでリリーのストップを受けて空中で静止したサルビア!しかし同時に燃料投下されたので身体全体に火が行き渡り熱く燃えている!!毎度の事ながら服が燃えないのが残念でなりませんね。未発達ですけど彼女は大変エッチな身体つきをしていまして特に太ももの辺りが」 「(マイクが途切れる)(肉を殴打する音)」
『実況役のワゴーンが医務室送りになりましたので代わりにナーンダ・ヨがお送りします。さて選手同士が集まったのでこれよりグリフィンドールvsスリザリンの試合を始めます。選手の皆さんお互いに握手して下さい』
『サルビア!ジェームズの骨を砕いたら失格ですよ!へし折るのは構いませんけど!!』
「構わないで下さいマクゴナガル先生!!」
『ジェームズの悲鳴より先生の忠告のお陰でギリギリ耐えたサルビア!無事な手を見せつけるジェームズに対してスリザリンは露骨にガッカリしております!観衆は男なら指の一、二本折れるのがハンデだとジェームズにヤジを飛ばす!モテる男への僻みが八割ってところですかね。さて挨拶も済みましたので試合が始まります。3、2、1…スタート!!』
後日校内新聞でクィディッチ戦のインタビューに答えるスリザリンのシーカー
「勝敗を分けた要因ですか?色々ありますけど一番はジェームズへの殺意ですかね。試合中どさくさに紛れて奴の頭をかち割る作戦をシュミレーションしてた時にスニッチが近くを通りかかったんでそれをキャッチしたら勝てました。ここから導き出される答えは一つ、試合に勝つ為に抱くべきなのはライバルへの対抗心ではなくあらん限りの殺意。これが勝利の秘訣だと私は考えています」
朝食のシリアルを口に運びつつ校内新聞を読むという行儀悪い食べ方をしていたマルシベールはおもむろに顔を上げた。向かい側にいるのは寝癖がすさまじいサルビア・エバンズ。彼女は具材が五十個入ったサンドイッチに顎を外して齧り付いてる。マルシベールは目の前の大喰らいと取材に応えている礼儀正しいシーカーと何回も見比べた。信じられるか?これとこれ同一人物なんだぜ。
「お前ほんとにもったいない女だな」
「ねえスネイプあの人変だよ」
「変人扱いされたくない大会殿堂入りが戯言ほざくんじゃねえ」
「はにゃにゃ?私変な発言したと思う?」
「(サルビアのおとぼけ声を耳にした人間が途端にえずき始める)」
「あいつがおかしいだけだから何一つ気にするな」
「サルビア全肯定botさんよぉ。一回外に出てくれねえか」
サルビア・エバンズは色々と勿体ない美女であるとマルシベールは断言できる。三年生になってもその印象はちっとも変わってない。女子だからと騙されるなかれ彼女はとんでもないほど強い。男と喧嘩して無傷で勝利するくらいには腕が立つし、魔力だって底が知れない稀有な持ち主だ。そんなサルビアだが常に成績は最下位。それにはきちんとした理由があった。
「ウィンガディアムレビオサ」
モスキート音に近い発音のせいでふわふわと浮かぶはずの林檎にきったねえ羽が生えたのにフリットウィックは教壇からひっくり返った。サルビアは発音がとにかく悪い、実技が出来ない理由はこれに尽きる。いくら正しい発声練習しても最終的にはモスキート音になる。それを知ったマダム・ポンフリーが急遽サルビアを診た。結論として「仕様です」と記された診断書を貰ったとサルビアが報告した時殆どの生徒や教師が笑い過ぎて呼吸困難に陥ったものである。仕様ならしかたないか。ついでに三十秒椅子に座り教師の話を聞いただけで爆睡するので筆記もダメダメである。
「あの女の得意分野は暴力以外ないだろ」
サルビアの暴力性が飛び抜けているので呪文など必要ないのだろか。納得の結論に一人頷きながらマルシベールは地下室へと足を動かした。午後は魔法薬学であるがグリフィンドールとの合同授業でもある。マローダーズと呼ばれる悪戯小僧四人とサルビアとスネイプが出会った時に発生するイベントを頭に思い浮かべたマルシベールは意地悪く口角を上げた。
「(熱狂する観衆)」
『実況は私スピンド・ワゴーンが務めます。おおっとここで選手達の登場だあっ!右側から入場したのは真紅のユニフォームに身を包んだグリフィンドール!優秀な選手が粒揃いですがやはり注目選手はシーカーの申し子とも呼ばれるジェームズ・ポッター!!プレッシャーをものともせず観客席にいるリリー・エバンズのみに手を振るのは対戦相手への煽りか!?ポッターの煽りを受けてコートを全力疾走するのはホグワーツの最終兵器サルビア・エバンズ!彼女を無視してゆったりと歩くのは緑のユニフォームに身を包んだスリザリン!グリフィンドールが彼等に疲れてないかと労りの言葉をかけている!』
『サルビアのお陰で本来仲違いするであろう寮の仲がいいのは実に複雑ですね』
『ええ本当にその残りで。おっとスリザリンチームの遠い目をガン無視してジェームズに向かって猪突猛進するのはシーカーのサルビア!!ああっとここで一気に五メートルまで跳躍した!!あの構えはもしかしなくても飛び蹴りでしょうか!?!』
「サルビア姉さんダメよ!手を出すなら人気のない場所でやりなさい!」
『おおっとここでリリーのストップを受けて空中で静止したサルビア!しかし同時に燃料投下されたので身体全体に火が行き渡り熱く燃えている!!毎度の事ながら服が燃えないのが残念でなりませんね。未発達ですけど彼女は大変エッチな身体つきをしていまして特に太ももの辺りが」 「(マイクが途切れる)(肉を殴打する音)」
『実況役のワゴーンが医務室送りになりましたので代わりにナーンダ・ヨがお送りします。さて選手同士が集まったのでこれよりグリフィンドールvsスリザリンの試合を始めます。選手の皆さんお互いに握手して下さい』
『サルビア!ジェームズの骨を砕いたら失格ですよ!へし折るのは構いませんけど!!』
「構わないで下さいマクゴナガル先生!!」
『ジェームズの悲鳴より先生の忠告のお陰でギリギリ耐えたサルビア!無事な手を見せつけるジェームズに対してスリザリンは露骨にガッカリしております!観衆は男なら指の一、二本折れるのがハンデだとジェームズにヤジを飛ばす!モテる男への僻みが八割ってところですかね。さて挨拶も済みましたので試合が始まります。3、2、1…スタート!!』
後日校内新聞でクィディッチ戦のインタビューに答えるスリザリンのシーカー
「勝敗を分けた要因ですか?色々ありますけど一番はジェームズへの殺意ですかね。試合中どさくさに紛れて奴の頭をかち割る作戦をシュミレーションしてた時にスニッチが近くを通りかかったんでそれをキャッチしたら勝てました。ここから導き出される答えは一つ、試合に勝つ為に抱くべきなのはライバルへの対抗心ではなくあらん限りの殺意。これが勝利の秘訣だと私は考えています」
朝食のシリアルを口に運びつつ校内新聞を読むという行儀悪い食べ方をしていたマルシベールはおもむろに顔を上げた。向かい側にいるのは寝癖がすさまじいサルビア・エバンズ。彼女は具材が五十個入ったサンドイッチに顎を外して齧り付いてる。マルシベールは目の前の大喰らいと取材に応えている礼儀正しいシーカーと何回も見比べた。信じられるか?これとこれ同一人物なんだぜ。
「お前ほんとにもったいない女だな」
「ねえスネイプあの人変だよ」
「変人扱いされたくない大会殿堂入りが戯言ほざくんじゃねえ」
「はにゃにゃ?私変な発言したと思う?」
「(サルビアのおとぼけ声を耳にした人間が途端にえずき始める)」
「あいつがおかしいだけだから何一つ気にするな」
「サルビア全肯定botさんよぉ。一回外に出てくれねえか」
サルビア・エバンズは色々と勿体ない美女であるとマルシベールは断言できる。三年生になってもその印象はちっとも変わってない。女子だからと騙されるなかれ彼女はとんでもないほど強い。男と喧嘩して無傷で勝利するくらいには腕が立つし、魔力だって底が知れない稀有な持ち主だ。そんなサルビアだが常に成績は最下位。それにはきちんとした理由があった。
「ウィンガディアムレビオサ」
モスキート音に近い発音のせいでふわふわと浮かぶはずの林檎にきったねえ羽が生えたのにフリットウィックは教壇からひっくり返った。サルビアは発音がとにかく悪い、実技が出来ない理由はこれに尽きる。いくら正しい発声練習しても最終的にはモスキート音になる。それを知ったマダム・ポンフリーが急遽サルビアを診た。結論として「仕様です」と記された診断書を貰ったとサルビアが報告した時殆どの生徒や教師が笑い過ぎて呼吸困難に陥ったものである。仕様ならしかたないか。ついでに三十秒椅子に座り教師の話を聞いただけで爆睡するので筆記もダメダメである。
「あの女の得意分野は暴力以外ないだろ」
サルビアの暴力性が飛び抜けているので呪文など必要ないのだろか。納得の結論に一人頷きながらマルシベールは地下室へと足を動かした。午後は魔法薬学であるがグリフィンドールとの合同授業でもある。マローダーズと呼ばれる悪戯小僧四人とサルビアとスネイプが出会った時に発生するイベントを頭に思い浮かべたマルシベールは意地悪く口角を上げた。
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