キメラアント編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
9 氷の女王爆誕
「ノコ?」
キノコットは僅かな気配を感じ首を後ろを向けた。既に地面に伏しているそれは時たまぴくりと動くが立ち上がりはしない。なんせ既に背中や腕などから大小様々な大きさのキノコが生えている。生命力がしぶとくてもやがてキノコに全て寄生されて直に死ぬだろう。死にかけのそれを無視しようとしたキノコットだが、何処からか吹いてきた冷気に僅かに顔を顰める。城には隙間風が入り込むとはいえ身を切るような空気が入り込むはずはない。この違和感をキノコットは無視せず持っていた包丁を取り出す。苗床であるそれの頭上に包丁を振り下ろそうとした刹那。
「ノ、ノココココ????」
地面に落ちているそれにキノコットは視線を地面に向けた。腕だ、誰の?人間の腕ではない。キノコットは足元に目をやり顎が落ちるくらい口を大きく開けた。凍っている。足の裏から下半身全体が氷で覆い尽くされている。
「はぁ?」
キノコットは語尾を忘れて前を向いた。そして言葉を失った。目の前にはあらゆる場所からキノコを生やした何かが立っている。それが身体を動かすとポロポロと生えていたキノコが床にグシャリと落ちた。
「ちょっと失礼」
最後の言葉をキノコットの耳には届かなかった。なんせアイは瞬きすら長く感じる間にキノコットの首を手刀で切り落としたのだ。胴体と別れた事に気付いてないキノコットに視線もくれずアイは迷いなく横を通り過ぎた。
「ペッペッ。あーまずい」
歩きながらアイは体内を巡っているキノコットの胞子を念で冷却化し、それを地面に吐き出した。
「背中にも生えてんのかな」
違和感を取り除くかのようにアイが念を背中に集中させると、残っていたキノコが勝手に凍りつきぽろりと地面に落ちた。
何故先程まで出来なかったそれが出来るのか、また意識不明の重体から復活したのか。
それはアイが「制約と誓約」をしたからであった。自らに枷をつける事で己の念を強くする「制約と誓約」はリスクが厳しいほどその分威力は絶大な物となる。例として挙げるならクラピカは己に「制約と誓約」を課すことで旅団以外に能力を使えば死ぬ代わりに絶対的な力を増した。
そしてゾルディック家長女アイが己にとある「制約と誓約」を課した。莫大的な念を得る代わりに彼女が差し出した代償は一つ。
「念を使う度に己の身体は氷像へと変貌する」
この選択が後に彼女の運命を決定付けるが今は必要ない話である。
ただ今は。新たに生まれた余命少ない氷の女王に祝福を贈って欲しい。
「ノコ?」
キノコットは僅かな気配を感じ首を後ろを向けた。既に地面に伏しているそれは時たまぴくりと動くが立ち上がりはしない。なんせ既に背中や腕などから大小様々な大きさのキノコが生えている。生命力がしぶとくてもやがてキノコに全て寄生されて直に死ぬだろう。死にかけのそれを無視しようとしたキノコットだが、何処からか吹いてきた冷気に僅かに顔を顰める。城には隙間風が入り込むとはいえ身を切るような空気が入り込むはずはない。この違和感をキノコットは無視せず持っていた包丁を取り出す。苗床であるそれの頭上に包丁を振り下ろそうとした刹那。
「ノ、ノココココ????」
地面に落ちているそれにキノコットは視線を地面に向けた。腕だ、誰の?人間の腕ではない。キノコットは足元に目をやり顎が落ちるくらい口を大きく開けた。凍っている。足の裏から下半身全体が氷で覆い尽くされている。
「はぁ?」
キノコットは語尾を忘れて前を向いた。そして言葉を失った。目の前にはあらゆる場所からキノコを生やした何かが立っている。それが身体を動かすとポロポロと生えていたキノコが床にグシャリと落ちた。
「ちょっと失礼」
最後の言葉をキノコットの耳には届かなかった。なんせアイは瞬きすら長く感じる間にキノコットの首を手刀で切り落としたのだ。胴体と別れた事に気付いてないキノコットに視線もくれずアイは迷いなく横を通り過ぎた。
「ペッペッ。あーまずい」
歩きながらアイは体内を巡っているキノコットの胞子を念で冷却化し、それを地面に吐き出した。
「背中にも生えてんのかな」
違和感を取り除くかのようにアイが念を背中に集中させると、残っていたキノコが勝手に凍りつきぽろりと地面に落ちた。
何故先程まで出来なかったそれが出来るのか、また意識不明の重体から復活したのか。
それはアイが「制約と誓約」をしたからであった。自らに枷をつける事で己の念を強くする「制約と誓約」はリスクが厳しいほどその分威力は絶大な物となる。例として挙げるならクラピカは己に「制約と誓約」を課すことで旅団以外に能力を使えば死ぬ代わりに絶対的な力を増した。
そしてゾルディック家長女アイが己にとある「制約と誓約」を課した。莫大的な念を得る代わりに彼女が差し出した代償は一つ。
「念を使う度に己の身体は氷像へと変貌する」
この選択が後に彼女の運命を決定付けるが今は必要ない話である。
ただ今は。新たに生まれた余命少ない氷の女王に祝福を贈って欲しい。
