ヨークシン編
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レオリオ目線
車内の暖房はつけているのに真冬の湖に浸かっているみたいに手が冷え切っている。なんせ後部座席にあの幻影旅団の長が腰掛けているのだ。奴が身動き取れないとはいえプレッシャーが計り知れない。焦りを隠すように思い切ってアクセルを踏む。
「ちょっとスピード出し過ぎじゃない?スピード違反ギリギリよ」
「こいつの仲間が追ってくる危機感に比べたら法律なんぞ気にしてられねーよ」
「でもクラピカは二人を傷付けるなと命じてるわ。団長の命がかかってのに追ってくる可能性は極めて低いわよ」
センリツの言いたい事はごもっともだ。自分たちが動けば頭の命はないのならば、旅団メンバーは追ってこない。
だが、幻影旅団の仲間じゃなければ?旅団に所属してる仮メンバーで、尚且つクラピカを返り討ちに出来る実力者を持っている人物がオレは一人だけ知っていた。
嫌な勘が的中したのか突然ハンドルの操作が効かなくなってしまった。操作できないというより、スリップしたみたいになって車が勝手に回転している。まさか。
「レオリオ!」
「分かってらあっ!急に制御出来なくなってんだよっ!」
クラピカに悪態を吐きながらも、どうにかハンドルを制御する。オレのスペシャルテクのお陰でガードレールにぶつからずに済んだ。他の車に衝突しなかったのは日頃の行いが良かったからだろう。
慌てて窓を開けると真冬並みの風が入り込んできて怖気が立つ。というか今は梅雨なんだから雪が降っているのはあり得ないんだが。肌寒いのにじっとりとした冷や汗が背中を伝う。もしかしなくてもあの人が来ているのか。
「くっそ!!開けつってんだろ!!」
一旦外に出て現状を確認したいのにドアノブがちっとも動かないし、アクセルを踏んでるのに車は一ミリたりとも発進しない。故障した様子はないのにどういう事だ?焦るオレ達と車内の温度が連動しているのか、どんどん空気が冷え込んでいく。エアコンの空調を限界まで上げているのに鳥肌が止まらない。
コンコンコン
昔読んだ漫画に驚いた表現を金盥が降ってきた描写がしてあった。あんなのありえねーと当初は笑ったが今なら理解できる。本当に驚いた時は金盥なんかじゃなくて巨大な石像が頭に衝突したぐらいだ。
「探したよ」
だってそうだろ?あの人には致命傷とはいえずとも数発は確実に撃ち込んでいる。すぐにでも動けるはずが無いんだ。だからこれは幻覚なんだ、フロントガラスを叩くアイさんなんている訳がない。
「アイさんの幻覚まで見えるとは。寒さで頭が働かねえや」
「生憎現実だよレオリオ。氷像になりたくなければ車を降りろ」
ガラス越しにオレを覗き込むアイさんに生気が感じられない。ただ明確に殺意だけが伝わる。下手に逆らったりでもしたら、すぐにでも殺される。
クラピカもその空気を感じ取ったのだろう。バックミラーに向かってゆっくりと首を横に振ったクラピカは緩慢な動作でシートベルトを外した。
車内の暖房はつけているのに真冬の湖に浸かっているみたいに手が冷え切っている。なんせ後部座席にあの幻影旅団の長が腰掛けているのだ。奴が身動き取れないとはいえプレッシャーが計り知れない。焦りを隠すように思い切ってアクセルを踏む。
「ちょっとスピード出し過ぎじゃない?スピード違反ギリギリよ」
「こいつの仲間が追ってくる危機感に比べたら法律なんぞ気にしてられねーよ」
「でもクラピカは二人を傷付けるなと命じてるわ。団長の命がかかってのに追ってくる可能性は極めて低いわよ」
センリツの言いたい事はごもっともだ。自分たちが動けば頭の命はないのならば、旅団メンバーは追ってこない。
だが、幻影旅団の仲間じゃなければ?旅団に所属してる仮メンバーで、尚且つクラピカを返り討ちに出来る実力者を持っている人物がオレは一人だけ知っていた。
嫌な勘が的中したのか突然ハンドルの操作が効かなくなってしまった。操作できないというより、スリップしたみたいになって車が勝手に回転している。まさか。
「レオリオ!」
「分かってらあっ!急に制御出来なくなってんだよっ!」
クラピカに悪態を吐きながらも、どうにかハンドルを制御する。オレのスペシャルテクのお陰でガードレールにぶつからずに済んだ。他の車に衝突しなかったのは日頃の行いが良かったからだろう。
慌てて窓を開けると真冬並みの風が入り込んできて怖気が立つ。というか今は梅雨なんだから雪が降っているのはあり得ないんだが。肌寒いのにじっとりとした冷や汗が背中を伝う。もしかしなくてもあの人が来ているのか。
「くっそ!!開けつってんだろ!!」
一旦外に出て現状を確認したいのにドアノブがちっとも動かないし、アクセルを踏んでるのに車は一ミリたりとも発進しない。故障した様子はないのにどういう事だ?焦るオレ達と車内の温度が連動しているのか、どんどん空気が冷え込んでいく。エアコンの空調を限界まで上げているのに鳥肌が止まらない。
コンコンコン
昔読んだ漫画に驚いた表現を金盥が降ってきた描写がしてあった。あんなのありえねーと当初は笑ったが今なら理解できる。本当に驚いた時は金盥なんかじゃなくて巨大な石像が頭に衝突したぐらいだ。
「探したよ」
だってそうだろ?あの人には致命傷とはいえずとも数発は確実に撃ち込んでいる。すぐにでも動けるはずが無いんだ。だからこれは幻覚なんだ、フロントガラスを叩くアイさんなんている訳がない。
「アイさんの幻覚まで見えるとは。寒さで頭が働かねえや」
「生憎現実だよレオリオ。氷像になりたくなければ車を降りろ」
ガラス越しにオレを覗き込むアイさんに生気が感じられない。ただ明確に殺意だけが伝わる。下手に逆らったりでもしたら、すぐにでも殺される。
クラピカもその空気を感じ取ったのだろう。バックミラーに向かってゆっくりと首を横に振ったクラピカは緩慢な動作でシートベルトを外した。
