ヨークシン編
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「躾けの意味わかってる?」
接近出来ないのなら瓦礫をボールにして動きを止めればいいじゃない。かの女王の思考で父さんは次から次へと瓦礫を投げてくる。頭の奥まで筋肉に支配されているのか?とツッコみたくなる。任務完了の電話が鳴るまでの辛抱だが、こうも面倒な事になるとは。人間を優に越す大きさの建物の破片を氷の刀で切れば、横からゼノ爺ちゃんが突進してくる。は?クロロと戦ってたんじゃないの?
首を動かすとクロロは瓦礫の山に埋もれていた。
「休んでないで助けてよ」
苦情を言いつつすぐさま天井に向かってジャンプをし二人の攻撃を避ける。けど易々といかないのは百も承知。父さんが同じ高さまで飛んでくる前に、空中で一回転をして眼前に迫っていた牙攻 を避ける。落下する間に父さんが来ると思ったが、クロロが復活して意識がそちらに向けているのなら着地は簡単だ。着地狩りを狙っていたゼノ爺ちゃんの攻撃を紙一重で躱しつつ、脅し混じりに手に氷を纏わせれば退いてくれた。
あちらも戦闘が一時終わったのか、互いに距離を取っていた。父さんが髪の毛で腕をキツく縛り上げ、刺された箇所から血を出している。
「毒付きのナイフとは趣味が悪い」
「機能面も美術的にも優れたナイフだよ。アイはもう少し審美眼を鍛えた方がいい」
クロロの足を踏んだだけで父さんの殺気が増した。こういう過保護な面が一番怠いんだよね。敵意をぶつける父さんとは違い、ゼノ爺ちゃんはクロロの念能力を推察していた。
「幾つかの系統が違う念を自由に使えるちゅうことは間違いなく特質系じゃな。ワシとの戦闘中、念を様子見していたちゅうことは、あれらは盗んだ能力と睨んでええじゃろ。それらを自在に使えるとしたら脅威じゃの。だがそれは盗む際のリスクの高さを意味する。でなければこれだけの能力は得られない。四つか五つクリアしなければならない条件があるじゃろ」
「もうハッタリバレてる。出し惜しみする意味ないんじゃない」
「まだまだ。もう少しいけるよ」
「アイ、今ならまだ間に合う。幻影旅団から手を引け」
こちらに歩み寄ってくる父さんは普段の鉄仮面を脱ぎ捨てていた。縋るような怒っているような複雑な顔をしている。ちょっとばかり家族に悪い事している自覚はある。でも借りはしっかり返さないと夢見が悪いんでね。骨折覚悟の上で足に力を込めて地面を踏み抜き、瞬きの間にそれを解き放つ。
「シルバ!!」
首を切り落とそうと接近したのは良かった。でも邪魔付きなんて聞いてない。ゼノ爺ちゃんのせいで、振り向いた父さんから本日二回目の腹パンを喰らってしまう。また壁に叩きつけられたついでに、嫌な感覚が身体中に伝わってきた。この感じからして肋骨折れたな。
「どうした顔色が悪いぞ」
「元凶に心配されてもねえ」
込み上げてきた血の塊を床に吐き出しつつ、ゼノ爺ちゃんの蹴りを交わす。一方クロロは父さんの攻撃をマントのようなもので軽やかに躱している。見たことある布地だと思ったら梟の念能力か。
「不公平だ。こっちばっかり苦労してる」
余裕たっぷりといったクロロを少し焦らせたくて。もう一度地面を蹴り砕きとある場所へと移動する。
急接近すればクロロは呆気に取られていて。
チュッ
「アイからキスしてくれるなんて。明日は豪雪が降るかな」
「その前に雷が降るんじゃない」
お互い軽口を叩いているが冷汗びっしょりだ。なんせ部屋を、いいやビルを木っ端微塵にするほどの強大なオーラが相手から放たれている。ちょっとクロロに集中砲火してもらおうと思っただけなのに、何故こうなった。父さんなんかブちぎれで血管浮き出てるし、ゼノ爺ちゃんに至っては凶悪な笑みで赤子が泣くぞ。
「アイが先に仕掛けたからな。後処理は任せたぞ」
「責任を団員に押し付けるとかそれでも団長なの」
「都合の良い時だけ団員ぶるなよ」
ムカつくけどまあクロロの言ってることも一理ある。ゼノ爺ちゃんは最大級の牙攻 を放出しているし、父さんに至っては部屋を粉微塵にするほどの念のボールを両手に持っている。あれだけの高出力を防ぐ念能力をクロロは持っていないだろう。
「仕方ない。一つ貸しだからね」
床に両手をついて全オーラを集中させる。私の行動に二人はすぐさま膨大な念を解き放った。
「アイ」
「アイ」
「まったく…つるむ人くらいは選ばせてほしいな
永久に凍りつけ、絶対零度 」
接近出来ないのなら瓦礫をボールにして動きを止めればいいじゃない。かの女王の思考で父さんは次から次へと瓦礫を投げてくる。頭の奥まで筋肉に支配されているのか?とツッコみたくなる。任務完了の電話が鳴るまでの辛抱だが、こうも面倒な事になるとは。人間を優に越す大きさの建物の破片を氷の刀で切れば、横からゼノ爺ちゃんが突進してくる。は?クロロと戦ってたんじゃないの?
首を動かすとクロロは瓦礫の山に埋もれていた。
「休んでないで助けてよ」
苦情を言いつつすぐさま天井に向かってジャンプをし二人の攻撃を避ける。けど易々といかないのは百も承知。父さんが同じ高さまで飛んでくる前に、空中で一回転をして眼前に迫っていた
あちらも戦闘が一時終わったのか、互いに距離を取っていた。父さんが髪の毛で腕をキツく縛り上げ、刺された箇所から血を出している。
「毒付きのナイフとは趣味が悪い」
「機能面も美術的にも優れたナイフだよ。アイはもう少し審美眼を鍛えた方がいい」
クロロの足を踏んだだけで父さんの殺気が増した。こういう過保護な面が一番怠いんだよね。敵意をぶつける父さんとは違い、ゼノ爺ちゃんはクロロの念能力を推察していた。
「幾つかの系統が違う念を自由に使えるちゅうことは間違いなく特質系じゃな。ワシとの戦闘中、念を様子見していたちゅうことは、あれらは盗んだ能力と睨んでええじゃろ。それらを自在に使えるとしたら脅威じゃの。だがそれは盗む際のリスクの高さを意味する。でなければこれだけの能力は得られない。四つか五つクリアしなければならない条件があるじゃろ」
「もうハッタリバレてる。出し惜しみする意味ないんじゃない」
「まだまだ。もう少しいけるよ」
「アイ、今ならまだ間に合う。幻影旅団から手を引け」
こちらに歩み寄ってくる父さんは普段の鉄仮面を脱ぎ捨てていた。縋るような怒っているような複雑な顔をしている。ちょっとばかり家族に悪い事している自覚はある。でも借りはしっかり返さないと夢見が悪いんでね。骨折覚悟の上で足に力を込めて地面を踏み抜き、瞬きの間にそれを解き放つ。
「シルバ!!」
首を切り落とそうと接近したのは良かった。でも邪魔付きなんて聞いてない。ゼノ爺ちゃんのせいで、振り向いた父さんから本日二回目の腹パンを喰らってしまう。また壁に叩きつけられたついでに、嫌な感覚が身体中に伝わってきた。この感じからして肋骨折れたな。
「どうした顔色が悪いぞ」
「元凶に心配されてもねえ」
込み上げてきた血の塊を床に吐き出しつつ、ゼノ爺ちゃんの蹴りを交わす。一方クロロは父さんの攻撃をマントのようなもので軽やかに躱している。見たことある布地だと思ったら梟の念能力か。
「不公平だ。こっちばっかり苦労してる」
余裕たっぷりといったクロロを少し焦らせたくて。もう一度地面を蹴り砕きとある場所へと移動する。
急接近すればクロロは呆気に取られていて。
チュッ
「アイからキスしてくれるなんて。明日は豪雪が降るかな」
「その前に雷が降るんじゃない」
お互い軽口を叩いているが冷汗びっしょりだ。なんせ部屋を、いいやビルを木っ端微塵にするほどの強大なオーラが相手から放たれている。ちょっとクロロに集中砲火してもらおうと思っただけなのに、何故こうなった。父さんなんかブちぎれで血管浮き出てるし、ゼノ爺ちゃんに至っては凶悪な笑みで赤子が泣くぞ。
「アイが先に仕掛けたからな。後処理は任せたぞ」
「責任を団員に押し付けるとかそれでも団長なの」
「都合の良い時だけ団員ぶるなよ」
ムカつくけどまあクロロの言ってることも一理ある。ゼノ爺ちゃんは最大級の
「仕方ない。一つ貸しだからね」
床に両手をついて全オーラを集中させる。私の行動に二人はすぐさま膨大な念を解き放った。
「アイ」
「アイ」
「まったく…つるむ人くらいは選ばせてほしいな
永久に凍りつけ、