アルカ編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「アイ姉さん行っちゃうの?」
靴ひもを結び終わった時だった。ノックもせずに私室に入ってきたイルミはパジャマ姿のまま。こうしてみると普通の幼い子にしか見えない。
「そうだよ」
「父さんやお爺様と喧嘩したから?」
「うん」
「二人とも全然怒ってないよ。むしろ強くなったって喜んでいる」
変なモノでも食べたんだろうか。鉄化面でも被っているのかと疑っていた弟がこんなにも表情を表に出すなんて夢みたいだ。ま、それも後ろに隠している針を打ち込むための演技なんだろうけど。
「アイ姉さんはボクが嫌いだから家を出ていくの?」
まさかの問いに息が詰まってしまう。今私と向き合っているのは本当にあのイルミか?闇人形と畏怖されているイルミがこんなにも縋るなんて明日は吹雪だろうな。早くに感情を捨て闇人形と化したイルミが。私に悪態を吐いていた弟が。離れたくないと駄々を捏ねる子供みたいになろうとは人生何が起こるかわからないものだね。たかが弟如きの存在で私が家に出ていくわけないじゃん。けどここは嘘を吐いておくか。
「ああそうさ。いつも私を意地悪するお前が嫌いだから家を出るのさ」
扉に向かう私を阻むようにイルミは全身に殺気を漲らせている。怒りが大きいのか針の持ち手が皮膚に喰いこんでいた。適当な嘘をこうもあっさりと信じるとは。頭に血を登らせないよう訓練してたんじゃなかったけ。
「なんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!キルア達ばっかり可愛がるから悪いんじゃないか!!!男のボクより強くなって置いていくあんたが悪いんじゃないか!!!」
激昂したイルミは本能のままに襲い掛かってきた。部屋をめちゃくちゃにされるのも嫌なので背後に周り素早く手刀を首に叩き込む。大ぶりな攻撃だったから隙がみえみえだって。かなりの力を入れたからイルミは呆気なく気絶した。明日の訓練も早いからベッドに寝かそうと担ぐ。
「いやだ…嫌わないで…アイ姉さん」
人差し指で押せば跳ね返ってくる弾力を持つ頬をしばらく弄る。この手触りはもう二度と味わえないんだよなあ。ぐっすりと寝ているイルミの頬で遊んでいたせいかすっかりと時間が過ぎてしまった。もう出かけないとキルア達が起き出すだろう。家族に見送られての家出なんて死んでもごめんだ。
「じゃあねイルミ。また会えたら会おう」
靴ひもを結び終わった時だった。ノックもせずに私室に入ってきたイルミはパジャマ姿のまま。こうしてみると普通の幼い子にしか見えない。
「そうだよ」
「父さんやお爺様と喧嘩したから?」
「うん」
「二人とも全然怒ってないよ。むしろ強くなったって喜んでいる」
変なモノでも食べたんだろうか。鉄化面でも被っているのかと疑っていた弟がこんなにも表情を表に出すなんて夢みたいだ。ま、それも後ろに隠している針を打ち込むための演技なんだろうけど。
「アイ姉さんはボクが嫌いだから家を出ていくの?」
まさかの問いに息が詰まってしまう。今私と向き合っているのは本当にあのイルミか?闇人形と畏怖されているイルミがこんなにも縋るなんて明日は吹雪だろうな。早くに感情を捨て闇人形と化したイルミが。私に悪態を吐いていた弟が。離れたくないと駄々を捏ねる子供みたいになろうとは人生何が起こるかわからないものだね。たかが弟如きの存在で私が家に出ていくわけないじゃん。けどここは嘘を吐いておくか。
「ああそうさ。いつも私を意地悪するお前が嫌いだから家を出るのさ」
扉に向かう私を阻むようにイルミは全身に殺気を漲らせている。怒りが大きいのか針の持ち手が皮膚に喰いこんでいた。適当な嘘をこうもあっさりと信じるとは。頭に血を登らせないよう訓練してたんじゃなかったけ。
「なんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!キルア達ばっかり可愛がるから悪いんじゃないか!!!男のボクより強くなって置いていくあんたが悪いんじゃないか!!!」
激昂したイルミは本能のままに襲い掛かってきた。部屋をめちゃくちゃにされるのも嫌なので背後に周り素早く手刀を首に叩き込む。大ぶりな攻撃だったから隙がみえみえだって。かなりの力を入れたからイルミは呆気なく気絶した。明日の訓練も早いからベッドに寝かそうと担ぐ。
「いやだ…嫌わないで…アイ姉さん」
人差し指で押せば跳ね返ってくる弾力を持つ頬をしばらく弄る。この手触りはもう二度と味わえないんだよなあ。ぐっすりと寝ているイルミの頬で遊んでいたせいかすっかりと時間が過ぎてしまった。もう出かけないとキルア達が起き出すだろう。家族に見送られての家出なんて死んでもごめんだ。
「じゃあねイルミ。また会えたら会おう」
