鬼は現世にカチコミかける(全13話)
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夜神家と北村家に盗聴器と監視カメラを取り付けたその日の夜、2家族がテレビを見ながら食事をしLがワタリに声をかけテロップを流した。
ICPO、先進各国から総勢1500人の捜査員を日本に派遣するというデマを。しかし白菊はそんなモノも見ずただ夜神月を観察しており、その表情が伺えない。
夜神月がその報道に「馬鹿だな」と発言し、感想か推理かを並べ立て、Lは口角を微かに上げ
「賢いですね、息子さん」
なんて呟いた。そして白菊は夕食を終え ポテチの袋を持って自室に戻っていった夜神月、否、彼の横を飛ぶ具象神とリュークを見つめ小さく頷くと口にした。
「夜神月のポテチの袋、回収日っていつになりますか?」
と。
「え?あ、いや、確か明日はゴミの日で……」
「L」
「はい」
「あれ、明日回収すれば証拠になりますよ」
私のその発言に全員が首を傾げLがすぐワタリに声をかけ 白菊に向き直り、全員が気になったことを口にした。
「なぜそう思うんですか」
回収の指示を出しながらのその発言に白菊は紅茶を啜りながら呟いた。
「生者には見えない具象神という神が『夜神月』が人を殺した所を記録しているそのペンの動きで『村夫田吉』という動きが見えました。」
「すぐ確認します」
「どうぞ。……ったく……また罪を上乗せしたな……呆れすぎて言葉も出ない」
その言葉通り白菊は大きくため息を吐き出して紅茶を飲みきり携帯を取り出して操作している。
一体何だ、というか地獄にも携帯があるのか、どうやって電波を受信しているのか、聞きたいことは山ほどあって、そして白菊はモニター前から退き携帯を耳に当てている。
「あ、鬼灯様、一人逝きます。お迎えよろしくお願いします。多分この方も寿命は残っているかと思いますのでとりあえず取り急ぎの報告です。はい、そこは問題なく『見えて』ます。はい、はい、 分かりました。よろしくお願いします。ではまた、お疲れ様です」
そして通話を終えた白菊を全員が見つめており白菊は「ん?」と首を傾げ「どうしました?」と。
本当に聞きたいことは山ほどあるけれど……
「具象神……って、何ですか?」
「ggrks」
「なんて?」
白菊は松田を見て 笑った。
「ググれカス」
鬼である。