地獄の柱は如何かな?(全8話)
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激しく転がる車両を煉獄さんが炎の呼吸とやらの技を出しその被害を最小限に抑えてくれた。
私は「呼吸も使えぬのに柱か!無価値!!」と元気に2度殺され、それでも死人が一人も出ず列車と融合をしようとしていた鬼の首はもう落ち、死んだことを聞く。それに対し私はふと「融合したら列車が太陽に当たった瞬間死ぬんじゃね?」と思いつつもういないので気にしないことにする。
そうして転がる車両から人々は這い出てきて地面との間に挟まって動けない人たちの救出をしていたら不意に『圧力』と『轟音』を耳にしてそちらに顔を向けた。
明らかにたった今さっき死んでいった下弦とは比べ物にならない気迫に私はタッと駆け出し、一瞬で竈門さんの間合いに入り殺そうと振り被られた拳を煉獄さんが切り裂いた。
そして私も竈門さんの襟首を掴み後方に放ると煉獄さんの横に立ち上弦の惨と向かい合った。
「白菊殿、あなたも俺の後ろに下がってくれ」
「女、貴様ーーーなんだ!?」
とほぼ同時に声をかけられ上弦の惨『猗窩座』は腰を低くし私は金棒で肩をトントンと叩きながら『猗窩座』の具象神を見て頷いた。
「猗窩座さん、お話しませんか?」
「……白菊殿、あの鬼の名をなぜ知っている?」
「煉獄さんは少し黙ってください、尋問の邪魔になるので」
猗窩座は警戒の目を強め、また煉獄も刀を構えたがしかし
「はい失礼失礼、ちょっと急ぎ聞きたいことがありますので……ね?」
と笑みを浮かべ、猗窩座が反応するよりも一歩速く間合いをつめその横腹に金棒を叩きつけ、猗窩座は防御する間もなく殴り飛ばされた。
それでも空中で体制を整え着地するも反撃する前に体中に金棒を叩きつけられ抉られていく。
再生しても再生しても、いや再生する“間”しか与えられず、混乱に陥ってしまう。
それは煉獄たちも同じだった。上弦の鬼をまるで赤子のように転がし攻撃していく白菊の動きは見えているはずなのに、認識した時には3手目の攻撃を繰り出している。
そうして一方的に猗窩座をいたぶり弄んだ白菊は煉獄たちから距離を取ったところで攻撃の手を止め、猗窩座は血を吐き体の再生を図りながら白菊の瞳にーーー恐れを抱いた。
本能的な動きで後退り、森へと逃亡を図ろうとして
「ああ、もう、ちょっと待ってください『狛治さん』」
と猗窩座の腹部に金棒を打ち込みその場に這いつくばせるとそのままごく軽い動きで四肢を蹴り飛ばし上腹部に金棒を突き刺した。
猗窩座は血を吐き抵抗しようと力を込めるも至高の領域にいるはずの己の抵抗が一切効かず動けず必死に踠いた。それと同時に混乱した。
『狛治』さん、だと……?
激しい動揺にいる狛治を白菊は見下ろし、にっこりと笑い口にした。
「恋雪さんが待ってますよ。お父様と、お師匠様も、あなたを地獄の門の前で」
待ってますよ。
『猗窩座』は抵抗することも忘れ目を見開き、昔語りをする白菊の声を聞き記憶の彼方に投げ捨てたそれに一粒の涙を流した。
煉獄たち、いや、白菊以外の誰の目にも映っていないその光景に朝陽が見え始め、白菊は金棒を引き抜き呆然としている『猗窩座』に微笑んだまま口にした。
「どちらにつくかは明白ですよね?ほら太陽が昇りますよ」
『猗窩座』は四肢を再生させ森の中へと駆け込んで行き
「白菊殿!?なぜ鬼を、しかも上弦の惨を逃がした!!??」
と瞠目した煉獄に笑いかけた。
「すぐに分かりますよ」
さあ柱たちを集めてください。
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