鬼は現世にカチコミかける(全13話)
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「レイ・ペンバーがつけていた夜神宅にカメラを設置するという情報はこちらも得ています。そして恐らく夜神月は その間も裁きと称し現世の犯罪者を殺すだろうことも理解しています。」
頭が回るようなのでそれについても対策はするでしょうねと呟き、夜神総一郎は食ってかかる。何より息子を信じ続けているので。しかし鬼に慈悲など存在しない。そんなもの、仏にでもすがっておけ、である。
「夜神月、1986年2月28日に○○病院にて時間通りに誕生、 産声を3分50秒上げた後、夜神幸子による初授乳を経て新生児室へ、その後特に問題なく夜神幸子と共に現在の自宅へ、少し省きます。小・中・高と常に成績トップを誇る努力家であり若干の傲慢さを持ち女性からのアプローチも多々、ここも省きます。ここからが重要です。2003年11月28日、学校の校庭にて殺人に用いるモノを拾い使用、その使用内容も把握しつつ同日、音原田九郎、心臓麻痺にして死亡。同日、渋井丸拓男、交通事故にで死亡。こちらは近くのコンビニにて本を読むふりをして殺人の道具を使用、今ならカメラに証拠があるはずです」
他、滔々とLや警察関係者、いや対キラ捜査官しか知り得ない死亡リストの名を並べ上げ説明していくと、Lでさえも顔色をなくし白菊はパンと軽く手を叩いた。
「お間違いありませんね?人間は死後、己を殺した人間を知るためここまで調べなくても証拠としてあります。」
「っ、だが、しかし、息子が、そんなことをするはずがない!!」
「Lに同じように食ってかかりましたよね?一応""世界のL""なので私の発言に理解していただけたとは思いますが」
夜神総一郎は白菊の肩をグッと掴み「しかし、」と言うが、鬼である白菊はバッサリと切り捨てる。
「具象神の記録にて夜神月はキラだと断言できます。しかしも何もありません。ただの犯罪者です」
「ーーーでは、キラは……どうやって人を殺しているんですか?」
夜神総一郎は白菊の肩を掴んだままジっと、そしてLは白菊の横顔を見ながら問いかけ、白菊は「う~ん…」と少し考えてから「まあいいか」と呟き言い放つ。
「ノートです。死神が1人1冊は持っているデスノートというノートです。そこに殺したい人物の顔を思い浮かべ名を書くと40秒後には漏れなく心臓麻痺に、6分40秒以内であれば詳しい死因も。その死因は本人の意思を無くし死の行動を操れます。例えば『えるしっているか』というように。」
それは、本当にここにいるものしか、Lとワタリしか知り得ない情報であって、
「こっちはいつでも手伝えますので、とっととカメラ仕掛けて捕まえてください。書類がー、、、おっとこれはダメだ。私にも仕事があるので。ああそれと、」
「何ですか?」
「デスノートは所有権を捨てるとデスノートに関する記憶は一切消えるそうです」
白菊はまたにっこりと笑った。
私には関係ないですが