鬼は現世にカチコミかける(全13話)
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現世では、リュークという死神によって「デスノート」を人間に拾わせ、新世界の神となると言い放った青年のせいで混乱を極めていた。
「また犯罪者が裁きを受けた」
「 キラ様!」
「キラ様!!」
と。
そんな存在のせいで世界の切り札と言われている「L」という人物が動くもEUの方では日本地獄のように亡者が増えているらしい。
12人のFBI捜査官とか。
こちらも寿命があるし、日本で死んだためそちらについての手続きもしないといけないと仕事がどんどん増えていく。
地獄は基本、現世に関与をしてはいけないが本当に限界が訪れた。
亡者の管理不足に獄卒の過労、十王の裁判の長期乱用。もう本当に限界だった。そして苦渋の決断だった。
「ーーーというわけで、満場一致でこの議題を可決します。 よろしいですね大王、死神大王様」
『わかった、こちらにも非がある、受け入れよう』
「わしもオーケーだよ~」
大王と死神大王との会議。
白菊は死神大王をこの会議に出席させるため特例法を使い死神界へと向かい「オラてめえのせいでこちとら死にそうなんだわ責任とれや」とカチこんだらしい。
カチこませたのは鬼灯であるがこの一字一句はしっかりと白菊が言ったもので死神界は一瞬騒ぎになったらしい。そもそも界を越えてこんなことが起こったのは初めてで、死神大王も最初は知らぬ存ぜぬをしようとしたが白菊が書類を投げつけ
「てめえが王でも私には関係ねえんだよ責任取れや死神ノートの責任者ぁぁぁ!!」
と大暴れしてしまったらしい。
想定の範囲内なので黙認する。
「てへ?」
なんて死神大王と地獄に来た白菊に何もなかったのはそういうこと。むしろ暴れてくれたと知り少しスッとしている。暴れたのは白菊の意思なので 、なんてシレッと責任を放棄していたがそれでも説得させたのは彼女が有能であったためだ。
死神大王はアラモアナ・ジャスティンと日本地獄、EU地獄、エジプト冥界のトップ等多方面のあの世のトップとで会議を行い、デスノートの詳しいルールを吐かーーー教えてもらい 白菊を現世のLの元へと遣わすこととなった。
鬼として向かうか情報提供者として向かわすかは日本地獄の者に任すとして会議は終了し、白菊は
「もう面倒だから」
鬼としてLと捜査官と会って仕事を済ませると言い切った。
「 殺しは無しです」
「殴るのはオーケーですよね?」
「話し聞いてました?」
怒りで我を忘れてる