死んで魂がさ迷っちゃった
鬼神の執着(全31話)
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意図せず鬼灯様と夕方の現世デートという名の視察を行い、ここのところずっと悩み続けていたキスを自然としてしまい、ついで鬼灯様が私がキャッチした紅葉を栞としていると大王様にこっそりと教えてもらい頬のニヤケが治まらない。
明から様にご機嫌な私は衆合地獄の門から出て歩いていたら「レンちゃ~ん!」なんて耳に柔らかい声が私の鼓膜を揺らしてきて。
「白澤様!」
と振り返るとやはり白澤様が笑って近寄ってきたので立ち止まり待つと白澤様はニコニコと笑いかけてきた。
「仲直りしたの?」
「はい!」
いつもなら思わず呻くだろうが幸せに包まれていた私はつい笑顔で頷いてしまい頭を撫でられ顔を覗き込まれる。
「えー、せっかく僕待ってたのに~」
「あはは!思ってないでしょう!」
「思ってたよ?僕のところにいつ来てくれるのかなって」
「またまた~!」
柔らかい雰囲気の白澤様に頭を撫でられながらも私も笑って会話をし白澤様はまた身を屈め優しい笑顔を向けられた。
遊んでいても鬼灯様に惚れなければ多分瞬で落ちていたかもしれないと遠くで考えつつ 頭から手が離れそのまま両手を握りしめられてしまった。
先日、鬼灯様と繋がった手の感触を思い出してしまいまた表情が崩れてしまう。
「そんなにあいつが好きなの?」
緩みきった表情の私に白澤様は笑顔で尋ねてきたので私はそのままコクりと頷き
「大好きです」
と言った瞬間、いつしかのようにヒュッと空気を切る音とともに白澤様の顔面に金棒がめり込み両手を握りしめられていたため傾くが腰を支えられ抱き締められる。
白澤様は地面とこんにちはをしており鬼灯様という私を抱きしめる存在を見上げ
「私の恋人を口説くとは良い度胸だな」
なんて低い声が響いてきた。
鬼灯様の手はしっかりと私の腰を抱き、地面とこんにちは をしていた白澤様は鼻血を垂らしながら「こいつ……!」とした表情をしていたがすぐニヤリと笑い
「弱味を見つけたからな!」
なんてよくわからないセリフを吐きながら起き上がり鬼灯様は鬼灯様で
「うまくつけ込めると思うな 」
なんて言い放った。は?つけ込む?何に??
しかし白澤様はニヤリと笑い近寄ってきたかと思うと
「泣かせたクセによく言えるな」
なんて、ちょっと忘れてほしい出来事に思わず俯いてしまいそっと鬼灯様の胸に額を押し付けてしまった。
いや、本当に2人とも忘れて欲しすぎるため何も言えない。
「あの時と今の状況は違います。レンさんはもう泣かせませんしあなたに触れさせるつもりもありません」
す……っごい口説き文句をこんな往来でやめてほしいと顔に熱が集まるのを感じてしまい「ちょっと……」と呟くも2人には届いていない。いや聞いてよ。
「お前みたいに束縛しすぎるとレンちゃんだって嫌がるだろ!」
なんて突っ掛かり鬼灯様は「あ゛?」と言った表情を見せまた私のことを強く抱きしめながら言い切った。
「私は心の底からレンさんが好きなので束縛だってします。心が狭いのは自分でもよくわかっていますので」
とあまりにも堂々とした独占欲についつい笑ってしまいそんな私の笑い声に2人が私を見つめてきた。
ウケル。今の雰囲気はよく似てると思う。
「白澤様、ありがとうございます」
「何かした?僕」
「改めて鬼灯様が好きだなと思える瞬間だったので」
「……あなた……全く……行きますよ」
白澤様は私の言葉にしたり顔で笑い鬼灯様は金棒を拾い上げると私の手を握りしめ背を向けて歩き出す。
「ほ、鬼灯様」
「あまり、私を試さないでください」
「試す?」
疑問いっぱいに問いかけるも鬼灯様は難しい表情のままグイグイと歩いて行ってしまい早足でついていくと鬼灯様はそこでようやく歩調を合わせてくれてまた小さく息を吐き出されてしまった。
え、本当に何?
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