死んで魂がさ迷っちゃった
鬼神の執着(全31話)
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今日のシフトは午後からで、明日は私は休日で、先日鬼灯様に「綺麗だ」と思われていた私はご機嫌に出勤してしまい、もれなくようやく仲が良くなった同僚に声をかけられる。
「いいことあったの?」と。
「ふふふ…めちゃくちゃ!」
パッと笑ってそう答えると同僚はどこがびっくりしたように私を見て顔を見合わせてから呟やかれた。
「レンさんって、そんな表情もあるんだね」
なんて意味がよく分からずともご機嫌なため「あるよ!」と頷き刑場に向かう。
「あれ?レンちゃん ご機嫌、何かあったの?」
それはいつしかの獄卒で、私はそれに頷きつつ笑みを浮かべ「ふふふ」っとまた笑ってしまう。
「そうだ!レンちゃん明日シフト休みだよね?」
「え?はい、休みです」
なので夜は鬼灯様とお部屋デートで多分抱かれる。
そこについては言わないが、まあ楽しみで嬉しいので上乗せでご機嫌だし男性鬼には「ふーん」と言ってから距離を詰めてくるも地獄の鬼はそんな距離感がみんな近いためどうとも思わないが
「実は今日飲みに行かないって話があるけど」
どうかな、と問われる前にサラリと言う。
「鬼灯様に飲酒禁止令が出されてるのでごめんなさい」
と頭下げ、それでも男性鬼は追従してくる。
「いい大人なんだし、何ならお酒飲まなきゃいいし」
「いえ、鬼灯様は絶対なので」
そう少しも揺るがず答えるととなぜか男性鬼は眉をひそめ
「束縛しすぎて嫌にならない?」
と。だがしかし
「特に気にはなりません。さて仕事しましょ」
と促すと渋面を作ったまま仕事を開始してくれたのだが、仕事上がりで閻魔殿まで行こうとしたら携帯が鳴った。鬼灯様だ。
『レンさん、お疲れ様です』
「はい、お疲れ様です。どうしました?」
『実は仕事が終わりそうにないのでーー』
今夜は一緒に過ごせませんと言われてしまったのでちょっと気分が盛り下がってしまい、 でも仕事で忙しいのだから仕方ないなと頷いて、男性 鬼が他の同僚と話しているのが目に入り少し悩み問いかけてしまった。
「あー……同僚にお酒飲まなくていいから今夜一緒に飲みに行かないと誘われたのですが」
『二人きりですか?』
「いえ、他の同僚も一緒です。 お酒は飲みません」
鬼灯様はそんな私の言葉に本ほんの少し黙ったが
『分かりました、どうぞ』
と許可が下りた。
「いいんですか!?」
『飲まないのなら構いません』
「ありがとうございます!鬼灯様もお忙しいのに申し訳ありません…」
『いえ、こちらこそドタキャンになってしまい申し訳ありません……』
「無理はしないでくださいね」
『無理をしすぎたら癒しに来てくださって構わないですよ 』
「お疲れ様でーす!」
ピッと通話を切り閻魔殿に向けていた足を翻し仕事中に飲みの誘いをかけてくれた獄卒に声をかけた。
「飛び入り参加いいです!」
「大歓迎だよ!鬼灯様はいいの?」
「許可出たんで」
「え、優しい~!」
そして6人ほどで居酒屋に向かうと私は烏龍茶をかかげ
「今日もお疲れ~」
と杯を交わした。
ワイワイとしつつ私は枝豆を口にして私を誘ってきた獄卒が話しかけてくる。
「レンちゃんってつくすタイプだね」
「そうでもないですよ?自由に遊んでますし」
「え、遊んでるの!?」
「何々?何の話?」
「まぜて!」
驚く男性鬼の声に他の同僚も食いついてきてビールを飲みながら私の「自由に遊んでいる」発言に全員が「えー!意外!」なんて言っている。
皆さん酔ってませんか?
烏龍茶を飲みつつ首をかしげると
「鬼灯様って束縛強そうなのに意外」
なんて言われ、私はまた首をかしげつつ、まあ強いだろうと考え枝豆を口にする。
「っていうかレンちゃんって結構自由なんだ」
と詰め寄られるし何なら男性陣は横に来る。
「じゃあ今度俺と遊ばない?」
「あ!なら地獄案内してほしい!他の刑場とか見てみたいのでよければ連れてってください!」
「え、遊ぶってそういうこと?」
疑問符を浮かべそちらを見るとなんだか残念そうにしており
「もしかしてわざと?」
という言葉にも首をかしげてしまう。その日の真夜中、寮の部屋で本を読んで寛いでいた私の携帯に着信が入り鬼灯様の私室に行くと抱き締められながら飲み会の報告をさせられて
「レンさん」
「はい」
「次の休日は覚悟しておいてください。とりあえず今日はおとなしく寝ますが、いいですね?」
なんてちょっと怒っていたため素直に頷いておいた。
覚悟って何の?とも思ったがベッドに入って鬼灯様に抱きしめられ、翌朝、仕事着の鬼灯様にちょっとだけ抱きつき
「いってらっしゃい」
と言うと渋い顔をしたかと思うと押し倒され舌打ちとともにがっつりと口付けられた。
え、なんで怒ってんの?
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