死んで魂がさ迷っちゃった
鬼神の執着(全31話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「椿さん、お香さん、おはようございます!」
あの後着替えながらちょっかいをかけてくる鬼灯様を躱し寮に戻って着替えてからちょうど見かけた2人に声をかけると2人は私を見て
「おは、」
まで言ってから口を閉ざした。
「どうしました?」
きょとんとしながら2人に近づき首をかしげると目を座らせお香さんは「あらまあ」なんて意味深に笑い私の背後からバリトンボイスが聞こえてきた。
「おはようございます」
「おはよう、鬼灯様」
「鬼灯様おはようございます」
3人は頭を下げ私は「先に行け」って言ったよな?と思いつつ鬼灯様を見上げると椿さんが小声で鬼灯様に声をかけていた。珍しい光景である、が
「ヤッちゃったんですね?」
「ヤッちゃいました」
「ステイ!黙って!ください!お願いですから!本当に!!」
なんて私の言葉に椿さんはどこか呆れながらも私の着物の襟を直してくれて呟いた。
「鬼灯様、跡は見えない場所につけるのが女性への配慮ですよ」
なんて。
それで全てを察した私は慌てて首に手を当てるが鬼灯様の手が「そこではありません」という言葉と共に首筋に触れてきて
「ひゃっ!」
と悲鳴を上げてしまう。くすぐった!
「こんなところで可愛い声を出さないでください」
「触らないでください!」
必死の抵抗とともに距離を取ろうとした後ずさると鬼灯様はピクリと眉を寄せ
「今、なんて?」
なんて低く呟いたのでもう一度
「触らないでください!」
と言うと鬼灯様はギンと視線を鋭くさせジリジリと近寄ってくる。そんな私と鬼灯様にお香さんは「あらあら」なんて笑い椿さんには「今のはレンちゃんが悪い」なんて私を裏切ってくれた。
え!?いや、私何も変なことしてないし言ってませんよね!?
「 私に触れて欲しくないんですか?」
「だって触り方厭らしい!」
「煽らないでくださいと何度言わせれば気は済みますか?」
「少なくとも私は一度たりとも煽る発言をしてませんが!」
そんな私と鬼灯様の掛け合いに椿さんは声をあげて笑い私は私で「笑う要素がわからない!」とまた小さく悲鳴をあげてしまう。
「あーもうレンちゃん可愛い!」
「どこに可愛い要素がありました?!」
「ウブなの?」
「恋愛においてはマジで初なので!」
その発言で椿さんはピタリと固まり鬼灯様には勢いよく腕を引かれ抱きしめられてしまう。お香さんはまた「あらあら」なんて笑っている。
「でもね鬼灯様」
「なんですかお香さん」
「あんまり意地悪をするのは良くないわ、特に好きな女性は相手にはね?」
「本心であって意地悪ではありません」
スパッと言い切った鬼灯様だが私は鬼灯様の腕の中で何とかもがいて距離を取りお香さんの背に隠れてしまう。
「無自覚にでも私が嫌がることはやめてください!」
「可愛いとしか思えないので無理です。むしろもっとやってしまいたい」
「わー!ばか!鬼灯様ばか!」
椿さんは「あはは」と笑い私はお香さんを盾にとりあえずの攻防を繰り返してしまった。
酷すぎる!!
→