死んで魂がさ迷っちゃった
鬼神の執着(全31話)
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いやぁ~まさか漫画の主人公の恋人になるとは、この経験自体がよくある漫画みたいでウケるんですけど。
あの後、鬼灯様と、(というか鬼灯様が)、何度もキスをして「好きだ」と言ってくれて、ある意味幸せの絶頂に近いけど私からはまだ「好き」とは言っていなかった。
そのことに鬼灯様は気づいていなかったけどとりあえず寮に戻り鬼灯のピアスをつけて仕事に向かった。
「あ!レンちゃん!!」
「 椿さん、おはようございま」
す、
まで言えず、椿さんにしっかりと抱きしめられ一体どうしたとしてしまっていると椿さんはしっかりと言い切った。
「何もされてない?!」
「(誰にだ?鬼灯様?)……はあ、特には…」
そう返してからまた椿さんに抱きしめられふわふわが当たる。何がとは言うまい。
とりあえず椿さんの好きにさせていたらお香さんも私を見て「よかったわ」なんて笑っている。いや、だから何が。
2人を見つつ言葉を探していたら椿さんが至近距離にある可愛い顔で整った眉を寄せ言い切った。
「新卒ちゃん達だけでの飲み!」
全てを悟り察した。
「それについては本当に大丈夫ですよ!鬼灯様にもしっかりとお説教をもらいましたが 事故は起こってません!」
そうサムズアップすると椿さんは「はあ~~……」と長いため息を吐き出して見つめてくる。めっちゃ可愛い。相変わらず推し。
とりあえず鬼灯様にキスをされながらお説教された日は休みで、その翌日も私は休みで あり、鬼灯様に何度も念押しで「ピアスを外さないように、そしてお酒を飲まないように」を忘れずに、と別れ休日を過ごしている間に鬼灯様が衆合地獄を訪れたらしい、いわく。
「もしまたレンさんに飲ませて遊ぼうと目論んだり嫌がらせなんてくだらない真似をしたら私と言う全権力と腕力を持って制裁を加えます。レンさんは私の恋人です。もう一度言いますが、私の恋人です。意義があるなら言ってみろ。全力で応じてやります。よぅく、頭に刻んでくださいね」
「なんて言ってきて話題はそればっかり!レンちゃん凄いわね!どう鬼灯様を落としたのよ?」
なんて言う椿さんの目はめちゃくちゃ輝いており若干の眩しさに顔を覆いながら口にする。
「勝手に落ちてました。私は何もしてません」
事実、何もしていない。
「でも鬼灯様自らそんな釘を刺しに来たんだからよっぽど レンちゃんが好きなのね!」
も~、ラブラブじゃない!!なんて背中をバシッと叩かれて、その力強さに噎せつつガチで惚れられている明確な理由ときっかけとかが分からないけど
「禁酒命令が発動されたので何かやらかしたとは思いますが……椿さん、飲めなくてごめんね……あと多分私地獄のお酒好きじゃない……」
そう言うと椿さんは「あはは」と楽し気に笑い「もちろん」行ってもノンアルでいいよと言ってくれた。私の推しは尊い。
「それでレンちゃんに手を出そうとした獄卒たち減給だって」
「……権力の無駄遣い……職権乱用……」
ほぼほぼ犯罪じゃねえか!と呟くと椿さんは楽しそうに笑ったまま「それくらい」大切にしてもらってるんだから気にせず甘えなさいと言われてもかなり心が痛い。
「あー、いいなぁ鬼灯様……玉の輿じゃん」
「確かに……!」
そこに気づかされた私は違う意味で背筋をゾッとさせつつ そのまま仕事に入ることにして、刑場に向かう前に私を飲みに誘ってきた3人組が私の前に来てかなり不服そうに頭を下げてきた。
「…無理に誘ってごめん……」と。
「いや、大丈夫!結果助かった(?)から大丈夫です!楽しく飲めたからチャラで!」
なんて笑いかけると3人はポカンとしてから恐る恐る口を開き問いかけてきたのは
「何で、怒らないの?」
という疑問。それに対して私も答える。
「だってもう解決してるから怒っても仕方ないでしょ?私の代わりに怒ってくれた人もいたし」
まあ鬼灯様のことなんだけどね。でも、
「もう飲めないけど、誘ってくれるのは大歓迎だし、みんなともっと仲良くなりたいから改めてよろしくお願いします」
そう頭を下げると3人組は多少戸惑ってから私にもう一度謝ってきて笑いあった。
「レンちゃん優しいね」
なんて椿さんに言われ、口にする。
「面倒は避けたいので!」
と。
本音出すぎたな。反省。
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