H×H→転生呪術高専夏油同期チート
人生ハードゲーム(全21話)
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香葉と硝子が行ってからきっちり1時間後、夏油と五条は目を覚まし互いに頭部に軽い痛みを持ちつつ無言で起き上がった。
そのまま2人で背中を預けポツリと呟いたのは五条が先だった。
「……いや、パンツ白って、王道かよ……」
「……できれば私は黙秘したい……」
五条はさておき、それでも互いに思春期だし現役女子高生の生パンは結構クルものだった。しかも今時白一色なんて。
自分たちの視力の良さを呪いたいし、何ならそこから影を 落とす白い太腿も見てしまった。
「いや、スパッツとかさ、あんだろ…?」
「……そうだね……」
互いに煽り合うほどの元気が出てこないのは体力がない、というより2人がかりでも攻撃が1つも当たらない上に
「遅いし軽いし鈍い」
という3連コンボで気力をやられたからで、決して二人が弱いのではない。
香葉が、異常なの だ。
「悟…彼女は昔からああなのかい?」
「ああだった」
3年もあれば近づけると思ったけど無理だったわ。あいつどこのゴリラだよと五条は呟き、3年経てば彼女も同じく力をつけられるだろうとは言えなかった。言ったらもう男として切なくなる。
「「たった2撃」」
そう2人して同時に呟き、ずるずると倒れ込んでしまう。
一撃で這いつくばされ、一撃で気絶させられて、自分たちの攻撃は掠りもせず髪一本ですら触れられなかった。
「香葉は誰から教えてもらっていたんだい?」
「最初っから誰にも教わってない」
「…嘘だろう……?」
まさか自分の口からこんな絶望的な声が出るとは思わず夏油は口をつぐむも五条はまた続ける。それに夏油は目眩を覚える。
「俺の指南は全部香葉。中学の時は一応仕込んで来ようとしたやつもいたけど大体は香葉。香葉の夏休みは全部俺がもらったけど、気づくといつも吐いてたわ」
状況が全然変わらないどころかむしろ強くなってるし、俺ら2人も全部読まれて遊ばれてんの、
「俺の自尊心は香葉の前では悪あがきだった……」
「キツイな……私の自尊心も枯れたよ……まさか……」
あんなに規格外の人間がいるとは。というか彼女
「最初以外左手しか使っていなかったか?」
最初とは、2人がぶっ飛ばされた片膝で、その後2人がかりで挑んでも全て左手でいなされ手刀でさえも左手だけーーー……?
「俺が香葉を女として見れないのはそんなとこ」
傑、お前めちゃくちゃヤベーやつに惚れたなと笑う声もない五条に夏油は小さく唸って顔を覆ってしまうが、
「悟」
「なんだよ」
「とりあえず1本やろう」
彼女が「遅い、軽い、鈍い」というのならもっと手合わせの数を互いに増やし、少しでも追いついて、むしろ追い越そうという意味は通じたようで五条も夏油も立ち上がり
「まず香葉を押さえられなきゃ何もできねーしな」
揶揄してからかってきた五条に夏油は笑顔を浮かべ互いに呪力を溢れさす。
「本気で殺ろうか」
「当たり前だろ?カ・タ・オ・モ・イ」
夏油は五条の顔面目掛けて 拳を振り抜いて、五条も同じく夏油の顔面に拳を振り抜いた。
「は?パンツ白しか選ばない の?」
「え?変?むしろ何色?」
「まて香葉、ブラのサイズは知ってるか?」
「え?サイズなんてあるの……?」
下着売り場にいる硝子と香葉は顔を見合わせ 硝子が軽く手を上げればすぐさま店員が笑顔で近寄ってくる。
「この子のブラのサイズ測ってください」
「Mでいいじゃん……」
結果的に香葉のサイズは全く合っていなかったし、ついでに白以外の下着も選ばれジャージ以外にも色々と買わされる羽目になったのだが、
「普通の女の子って大変だね…」
という香葉の呟きに
「香葉は(色んな意味で)普通じゃなかったな」
と硝子は切り捨て香葉は1人静かに嘆いてしまった。
お前バケモンだよって話し、気付け