H×H→転生呪術高専夏油同期チート
人生ハードゲーム(全21話)
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1ヶ月ぶりにようやく帰校でき、報告書の書き方も覚えてから教室に行くと一にもなく硝子は近づいてきて少しの遠慮もなく制服のボタンを外されワイシャツも捲られた。
悟が吹き出し傑は視線を反らして小さくはっきり
「硝子!」
と言っているが硝子は聞く耳持たず私の腹部を見て悟を見た。
「傷跡ないぞ」
と。
その一言で硝子と悟の視線の理由に気づき視線を反らしていたはずの傑もパッとこちらを見て口を閉ざす。
「あー……悟、何をどこまで言った?」
「7歳で内臓を出しながら俺んとこ来た幼馴染の毒姫」
んー…ほぼほぼ全部じゃねえか!
硝子は丁寧に服を下ろしボタンまでかけてくれてどこか責めるような、けれど同情的な苛立たしいとした表情を浮かべて机に戻り、私は疑問符を浮かべながら硝子に倣って椅子に座った。傑からの謎の視線も意味がわからない。
「ーーー香葉」
「あ、何?硝子」
「メアド教えて」
「めあど?」
聞き慣れない単語を繰り返すとサッと3人が携帯を持ち上げ察する。
「紙に書くね」
「赤外線あるだろ」
「せきがいせん?」
またしても意味がわからない単語に首を傾けると私の携帯を硝子が取り上げ勝手に何かの操作をしており、特に拒む理由もないため好きにさせる。
両手に携帯を持って「赤外線」とやらで私の携帯の番号とアドレスを交換し同じく悟も赤外線で番号を交換している。そして最後に傑も交換しようとして顔を上げ手招きをされたので近寄ると「赤外線」による番号の交換の仕方を教えてくれた。神である。
「このページを開いてこの赤外線交換を押すと、」
そうして説明しその「赤外線」とやらの交換位置を教えてもらい操作すると無事3人の個人情報を手に入れた。
硝子が白けた目をし悟がニヤついている意味はやはりわからない。
「いつでも連絡をしていいからね」
と言う傑神に頷きつつ、特に連絡をすることもないだろうと考えていたら硝子がせせら笑った。
「来る回数の低さを賭けてやる」
「乗った」
「香葉、いくらでも連絡をくれ、何でも、何もなくても」
「う?ん?…私も、連絡をくれると、嬉しい……と思う」
最後の部分まで言ってみたがしかし、それを消すようにガラガラと音が鳴り教室の出入り口から夜蛾先生が姿を見せて私たち4人を見ると
「実技演習だから、」
ジャージに着替えて校庭に集合と言われた。
私、まだ報告書書いてないんですけど。
「香葉は報告書を出してから来なさい」
「はあ」
そう了承すると3人は行ってしまい、私は報告書を書く。報告するような内容がないからまあ適当に、と提出してからふと気づく。
私ジャージ 持ってない。
ほぼ身一つで高専に連れられたし、その後だって即任務であったためそちらについても何の用意もしていない。
これって何ゲーに入るの?教えてミルキ。詰みゲー?
それでも制服の上着だけ脱いでスカートのまま校庭に行くと悟と傑がバチバチのガチバトルを決めており硝子が階段で空笑いをして何かを煽っている。
「あれ?香葉制服じゃん。任務?」
「ジャージとか代えの服持ってなくて」
「マ?」
死の間際にもイルミに「マ?」と言われてしまったのを思い出す。
「マジのマよ」
「授業終わったら私とデート な」
「……硝子……キュンとした……好き……」
「私も好き」
硝子はニッと笑い、私もその横に座るもすぐ「硝子は香葉と演習しなさい」と夜蛾先生に言われ、硝子は仕方ないように立ち上がり座ったばっかの私も立ち上がる。
「硝子はどこまで戦えるの?」
「加減して。痛いの嫌だし」
「分かった。私も痛いの嫌い」
そうして校庭に立つとガチバトルをしていた悟と傑もこちらを見て動きを止めたが互いの拳が互いの頬を強打し悶えており硝子はまたせせら笑った。
……というか、加減ってどうやるの?どこまでが加減?
とりあえず、カルトくらいまでにするか…