五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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つい先日、二度にわたって私と五条の恋愛事情について問いかけられたのだが私の答えは全て分からないというもので、いつものように晩酌をしていれば扉がノックされたので「はぁい」と言いながら扉を開けたそこにいたのはラフな格好の五条がいて。
「飲まない?」
なんてイチゴミルクとバナナミルクを掲げてきた。
私は硝子さんと違って甘いものもイケるのだが今は焼酎と付き合っているわけで
「それは飲まないけど……」
晩酌には付き合ってもらえない?ちょっと分からない事があって気になってることもあるから、と。
そんな私の言葉に五条は二つ返事で部屋に入ってきて私が座っていた人をダメにするソファに肩を並べて座ってきた。
五条も私も部屋着で「もう寝ますよ~」な服装に二人して笑いつつも私は密着している部分にドキリとしてしまい、先日悩んでいた本当は五条のことは恋愛対象として見ていないという言葉はかき消えてしまい息を吐き出した。
「どったの?お疲れ?」
「いや…ちょっと違う……」
だよね~祝柄は疲れたらさっさと寝るもんね~と返ってきてそれに生返事をしながら焼酎を傾けて飲み密着している部分に熱が集まるのを感じてしまう。そして聞きたいことをペロッと言ってしまおうと焼酎のビンを置きサングラスも掛けていない五条を横から見つめ、そうペロッとペロッと……
「あのさ」
「うん?」
ストローを啜っていた五条は私に視線を向けてきて
「私のどこが好きなわけ?」
と簡潔な答えが戻ってくるように問いかけた。直球だよ直球。ストレートにいこう。
そんな私の問いかけに五条は透き通った人見で見つめられヘラリと笑うと
「どこが好きだと思う?」
なんて私が釘崎ちゃんに問い返したそれと同じような返答がきて困ってしまう。
それが分からないから聞いてるんだよ!因みに私も五条のどこが好きなのかも分からない!
それを言おうとすれば五条はストローから口を離しゆっくりと唇を重ね合わせてきた。
目を閉じるべきか見つめ続けるべきか、それも悩んでいれば五条の顔は離れていきしかし、2度、3度と唇を重ね合わせてくると五条の舌がスルリと私の唇をノックし口を開けば深い口付けが襲いかかってきた。
「……まだ、分からない?」
「なにが」
「僕が祝柄の好きな所」
「分かんない」
「そうだなぁ……こうやって触れても許してくれる所とか、キスをしても見つめ続けてくれる所とか、僕のサポートを何の文句も言わずにやってくれる所とか……」
笑顔に、僕へのだけの接し方の違いとか
「僕の好きなところを言えなくても好きだって分からせてくれる所とか」
「わからせる所あったか?」
「そうやって気付かないでいる所も好きだよ。ぜーんぶ好き」
思わず「はあ」と言葉をもらしてしまえば五条は笑って私を器用にも抱き上げてくると私のベッドに押し倒してきて
「危機感を持った方がいい所も気になるし」
そうして口付けを落としてきて五条の手がシャツの裾から入ってくるとゆっくりなぞられ思わず笑ってしまえば五条は私の首筋に顔を寄せてきて軽く強く吸い上げてきて、チリッとした痛みが走り服をたくし上げられればさすがに
「あ」
と思い五条の手を掴んで身体から離せば「なんで」と不思議そうに言ってきたのだが
「私はまだ五条のどこが好きなのか分からないんだけど」
「探す必要はないだろ」
「なんで?」
「だって、それって」
全部が好きすぎて一番が分からないだけっしょ?と言われ目から鱗である。
思わず「なるほど」と呟けば「続きね~」と笑って口付けてきたので笑って甘受することにした。
後日、どこでどうやってその情報を得たのかは知らないが真希ちゃんや野薔薇ちゃんにニヤニヤ笑われながら事の次第を根掘り葉掘り聞かれ泣きたい気持ちでいれば
「悟が言いふらしてたぞ」
と聞き、五条の腹部を殴りつけたのは言うまでもない。まあ、良いけどね。と。
一応の終わり!
こんな世界だから恋なんてしてる暇ないしだろうし五条先生は押せ押せマンなのでそのまま………?
ここまでお付き合いありがとうございました!