五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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「祝柄~……」
そう夜中に突然五条が訪れてきたのでそれに対し疑問符を浮かべるも「ああ」と納得したように祝柄は頷いて五条を部屋にいれた。
扉を閉めた瞬間に抱き締められ背中におぶさるようにした祝柄はベッド脇に五条を座らせてから部屋の鍵を閉め五条に近寄ってギュウと抱き締められた。
そんな五条に抱き締められたまま五条の背に片手を回し頭を撫でて上げれば五条はそれにすり寄るようにしてきて
「よしよし」
なんて声をかけていく。
「さとる、お疲れ様。私がいるよ?よしよし」
「………」
「疲れちゃったね、息を抜いていいんだよ?今ここには私しかいないから」
だから大丈夫だよと言えば背に回っている手に力が入りちょっと苦しくなるも拒否せず受け入れてあげれば五条は小さく唸り
「祝柄…」
と呟いた。
最強であるがための弱さを知っているのは祝柄だけでありだからこそ祝柄は五条を受け入れて五条の頭を優しく撫でていく。
「さとるはずっと頑張ってるから疲れちゃうんだよね」
大丈夫大丈夫、一人きりで気を張りすぎちゃうから息を抜こうね~?
そう言って両手を五条の背に回しぎゅっと抱き締めてあげれば己の肩に五条の額が押し付けられて。なのでと私も頬を寄せ目を細め笑みが浮かんでしまう。
独占欲、という訳でもないがこうして甘えてくる五条が可愛くないわけがない。
いつもはアレだが周期的に甘えを見せる五条に何度も何度も「大丈夫」と伝えていれば五条は更に私の背に回す手に力を入れてきて、少し苦しいよと言えば
「めんご……」
なんて言うもそんな軽い言葉は重く感じてしまいそっと顔を上げると五条の額に口を寄せキスをする。
「……もっと………」
「どこ?頭?頬?口?」
「……頭……」
「うん、いいよ」
そう言って五条の頭部に唇をあて何度も何度もキスを与えていき頬に触れ目元にも口を寄せる。
泣いている訳ではないが雰囲気がするわけで、頬に頬をあてすり寄ってみせれば五条も同じようにすり寄ってきて
「今日……一緒に寝たい……」
「いいよ」
そうして弱々になった五条を布団と私の腕の中に閉じ込め眠りについた。