五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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出現した呪霊を祓い歩いて帰れば怪しかった雲行きがあっという間に悪くなり物凄い雨が降り始め
「うーわー…」
なんて呟きながらここまで濡れると諦めてしまうわけで、全身ずぶ濡れのまま学校へと戻っていき調度そこにいた伏黒がタオルを持ってきてくれて上着を脱ぐとタオルを頭に被せ歩いていればバッタリと五条や釘崎ちゃん、そして虎杖が目の前に現れて。
釘崎ちゃんがハッとすると五条と虎杖の顔を横に向かせ
「寿先生、全スケ!」
そう声を上げた。その言葉に祝柄はキョトンもするがすぐ下着のことを指していると気付いた祝柄はヘラリと笑って
「減るもんじゃないからいくらでも見るといいさ」
なんて口にして、虎杖が「見ていいの?!」と言っているため釘崎ちゃんに思いっきり足を踏まれている。
「いいわけないだろバカかお前!寿先生!ほら行って行って!!」
下着くらい良いでしょ~なんて言いながらも通り過ぎようとすれば肩に何かを乗せられ振り返れば五条が己の上着を祝柄の肩にかけたようで
「見ていいのは僕だけだよ?」
なんて虎杖に牽制をかけており教え子に何言ってるんだよと呟くも廊下が水浸しになる前にと自室に戻り五条の上着はベッドに投げかけビタビタの服とタオルを洗濯機に突っ込むとシャワーを浴びてスッキリとさせた。
下着のままタオルドライをしていれば部屋の扉がノックされ、ついそのまま扉を開けてしまったそこにいたのは五条であって、私の身なりを見ると頭をコンと叩かれ
「自分の状態を確認してから開けろっていつも言ってるだろ?」
「お前は図ったかのように部屋に来るからなぁ」
「だからってさ」
そう、言いつのろうとしている五条の手を引き部屋に入ってもらえば洗面所からドライヤーを持ってきて髪を乾かされてしまう。
真っ赤に染め上げている髪を五条の指がスルスルと撫でてきて髪をすかれていき身を任せていればカチリとドライヤーのスイッチが切れ頭部に口付けられ
「はい終わり」
なんて。それに礼を述べながら振り返ればドライヤーを戻しに行った五条の背を眺め洋服タンスからシャツとズボンを引きづりだし着替えていればそれを五条は見つめてきていて。
「五条って実はムッツリだよね」
「祝柄の前だけさ!」
「少しも嬉しくないわぁ…」
ムッツリは祝柄に対しては否定できないけどでも祝柄
「いくら祝柄が気にしないにしても一応思春期の子供がいるんだから気を付けてほしいんだけどね」
僕のためにもそうした方がいいよと五条は笑い祝柄は祝柄で酷く面倒そうに眉を寄せるが
「虎杖と伏黒のためというなら」
まあ、
「少しは気を付けるよ」
「今日限りだから、約束だよ?」
「……約束という縛りをつけるわけか………」
「そういうこと」
あまりにもニコやかに頷いた五条を見つめてしまい
「完全には約束できないから縛りはしないでよ」
「僕が許すと思う?」
「………許して?」
「……ダメ」
うっかり許しそうになった五条だがため息と共に首を振りもう一度
「見ていいのは僕だけだからね」
悠二も恵もだめー!と言ってきて祝柄はそれはもう思いっきりため息を吐き出すと
「善処だけはするよ」
とだけ呟いた。