五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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私は焼酎を、五条はミルクたっぷりのカフェオレを飲み、焼酎の力で私だけがテンションが上がっていきタンクトップに短パン、それにカーディガンを羽織った出で立ちで五条の部屋にいる。
私からしたらいつもの寝巻きスタイルであるが五条は目のやり場に困ると言いながらもニコニコなのでムッツリの要素を持ち備えているだろう。
ではなく、焼酎のビンを傾け飲み、とりとめのない話をしていれば不意に五条がこちらを見据えてきて何だろうと首をかしげればチョイチョイと手招きをされたため近寄ればぐいっと腰を引かれ五条の膝の上に座らされた。
しかし焼酎で中々に出来上がっている私は気にせず笑って首をかしげてみせた。
「どったの?」
「祝柄が可愛くて」
なにそれ~なんて声を上げれば五条は気にせず頭を撫でてきてそれを甘受しながら焼酎を横に置くと五条の手を取り指を絡めて五条に身体を預けてきた。
するすると撫で絡め持ち上げその手に口付けを落としてくると五条にはたまらないものであって。
「祝柄?酔ってるの?大丈夫?」
「んー」
そう耳元で声をだし肩に顎を乗せ擦り寄せられてしまい
「それ以上やると据え膳になるよ?」
「んーん」
それは一体どちらの返事だろうかとため息を吐き出しても指は絡めたままでスルスルと動いていて、五条はそれはもう大きく息を吐き出してしまったがすり寄る彼女から焼酎とボディークリームであろう花の香りがフワリと漂ってきて。
「襲っちゃうよ?」
「んー」
「いいの?」
「んーん」
「だめ?」
「んー」
もはや半分眠りの中と思いきや祝柄はスッと背筋を正し近距離で見つめ合い、未だ手は繋いだままであるが何かを確かめるようにギュッギュッと力をいれてきて目元がほんのりと赤くなっている祝柄はまたヘラリと笑い
「男の手だねえ」
なんて呟いた。
「それってどういう意味?」
「だってさぁ、ほら」
そう片手を上げられ繋がっていた手を離しパッと開いてきたので五条もそれに合わせ手を開き
「ほら、大きさは大して変わらないのに、ゴツイ」
「祝柄の手は柔らかいね」
「いいなぁ……」
ゴツイ手になりたいのかを尋ねれば再び指を絡めてきて顔の前に上げてある手を握ったり撫でたりしてきても答えは返ってこずボンヤリとその手を眺めている。
「僕は祝柄の手だって好きだよ?」
「へっへーい!」
「嬉しいの?」
「んー」
またしても不思議な返答に五条は笑ってしまい祝柄はもう一度五条に抱き付いてきた。
そんな祝柄の背に空いた手を回しポンポンと撫でて上げれば耳元で祝柄は小さく笑い
「ごじょーさとるー!」
「うん?」
「あのねぇ!くるくるしてるの!」
「は?」
「だから!くるっくるでね!してるの!んふふ!」
そう笑い両手を離すと脇に置いてあった焼酎を手に取り傾けている。
さっきので打ち止めかと思っていたが違うらしくプハッと口を離したそこから
「うぇ~…すっごい酒くさ……」
そう、酒の匂い。
祝柄はグイと唇を拭うと五条を見つめてきて「よし!」と気合いをいれたかと思うとちゅっと口付けられてしまい驚いていながらも頬が緩んでしまい
「シテいいの?」
「んふふ!いいよぉ!」
という祝柄の言葉に遠慮なく己のベッドに抱き下ろせば祝柄はすやすやと眠ってしまった。
「やっぱり……」
と呟いた言葉は静かなそこによく響いた。