五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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虎杖、伏黒、釘崎ちゃん、そして私でお仕事に出向いていたのだがあまりにも雑魚が多すぎるそれに困っているらしい。それに階級も下すぎるのが生徒達の勉強には調度いいだろうと四人で向かったのだ。
「私は外にいるから行っておいで~」
ヤバくなったら即スマホ!とスマホを掲げれば三人は「はーい」と行ってしまい私はビルを見上げその下に座り込んだ。
通行人はいないしこの周辺にも人がいないので帳は下ろさずのんびりと三人を待つ。
目を閉ざしてビルの中の音を聞いていれば中々にはしゃいでいるようで、声や物音も聞こえてくる。五条が言った通り虎杖も釘崎ちゃんもイカれているようで何よりだ。恵については安心しかないので気にはしない。
そうしていればスマホが鳴り着信相手を見ればそこには五条と表示されてあって、こいつ出張に行っていなかったかと思いつつ電話に応じた。
「もしもー」
し、まで言わずに声を出せばその向こうで同じように『もしもー』と返ってきて
「どした?」
『んー、ちょっと』
「何かあったの?ヤバいやつ?」
ヤバいと言えばヤバいという言葉にドキリとしてつい立ち上がれば返ってきた言葉は
『祝柄に会いたくてさ』
寂しいよときたので思わずチナスベ顔になりつつ座り直し「切っていい?」と言ってしまい電話の向こうで五条の機嫌が少し悪くなった気がしてため息を吐き出すと
「帰ってくるのは明後日だよね?」
『それより早く帰るつもり』
どんだけやねんと突っ込みそうになりながらもそれを押し止めさてどう返すかを考えてしまう。が、まあ取り敢えず生徒達の近況報告をしていれば言葉に言葉を被せてきて
『祝柄は僕がいなくて寂しくないの?』
「えぇ…いや、いつも通りだから特に何も……それに五条なら怪我しないだろうし心配は何もない」
『……結構キタ……』
何にキタんだよと思わず笑いそうになってしまい祝柄も心配ないよねと言われ
『でも僕以上に僕のことを想ってくれなかったのは許せないよね…?』
それこそそんなこと言われてもである。
気分が上がったり下がったりして大変だなぁと他人事のように話していればビルから呪霊の気配が消え、三人は見事に祓い終えてくれたと報告しまだ何かを言いたそうにしている五条との通話を切った。
「あー疲れったぁ~!」
そう釘崎ちゃんは伸びをし虎杖と伏黒も特に怪我はしていないようだ。
よくできた子たちで私は嬉しいよ。本当に。
もしかして五条もこんな気持ちになったのだろうか。舐められてる、訳でもないのだが心配は心配として受け取り寂しいと言っていたそれは特に同意ということもないのは今、私が一人ではないからだろうか。
「あー腹へった!」
「寿先生はシースーしない?シースー!」
「伏黒は何か要望ある?」
「いえ、特に」
そっかーと返してから少し考えると徒歩圏内にある寿司屋まで連れていき経費として引き落とすことにした。悪い大人だって?言ってろ、こちとら命はってんだそれくらい許せや。
私は何もしてないけどな!
釘崎ちゃんは目の前で握っている板前さんにどんどん注文していき虎杖も虎杖で同じように色々と注文していく。それに伏黒は黙々と食べていて再び私のスマホが震えた。マナーモードは常識だ。
三人に食べててと伝えると店の外に出て画面を見れば再びの五条。
「もしもし」
『今どこ?』
「寿司屋。釘崎ちゃんが食べたいって」
それって、もしかしてあそこ?と尋ねられたので頷けば
『僕もすぐ合流するから待ってて!』
思わず「は?」と言ってしまったが五条は通話を切り私はしばらく立ち尽くしてしまい30分後に本当に合流してきて笑ってしまった。愛されてるなぁと思って。