この関係を壊すモノがいるのならば(連載中)
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呪術高専の2年に進級した虎杖と釘崎、伏黒は、そして3年になった乙骨と真希はとある田舎の村のどこかにある特級呪物の回収と、最近多発している1級呪霊の祓徐にその5人が駆り出された。
海沿いを走る車から乙骨は虎杖、伏黒と下り、以前直哉が村の漁師に教えてもらった『デートスポット』の崖の上にいて、前触れもなく出現したと呪いを祓いすぐ似た呪力を感じ別方向から村へと向かった。
そこはまるで地獄であった。
村人が細切れになり、ただの肉片になり、手足が転がり、村の若衆が見えない呪いから逃げようと警鐘を鳴らし走り回っている。
呪いの数は未知数で、けれど共通しているのは『全てが同じ呪力を纏っている』こと。
それだけだ。
乙骨はすぐ虎杖たちに指示をだし呪いに向かって行った。
その数分後、真希と釘崎が補助監督とともに、直哉とシノが対面を果たしシノから溢れ出る、常人でさえも感知できそうなほどの呪力に戦闘態勢をとったが。
「シノ、ちゃん……?」
直哉は震えそうになる声をだしシノはゆったりと血を流したまま直哉を見つめ、微笑したまま何をするでもなく立ち尽くしている。
そこに補助監督が、伊地知がタブレットを見て頷いた。
「
先に動いたのはどちらか。シノは直哉の腕の中に抱きしめられ、直哉の服がシノの滴る血に染まり真希が拳を振りかぶった。
「真希ちゃん」
シノの甘い声が真希の拳を止め、真希は驚愕しつつもすぐ距離を置くとシノの目に光が宿り何が起こってるのかわからないという表情で直哉を見つめ、小さく呻いた。
「――い゛っツゥ……!」
シノの身体を切り裂き突き刺さったガラスの破片にシノは痛みを訴え、直哉が動揺しているうちに真希の手刀がシノの首に落とされた。
「っ!何しさらす!このクソ
シノはグッタリと直哉にもたれかかり直哉はシノを抱きしめたまま距離を取るが背後から乙骨や伏黒と虎杖が合流した。そして虎杖が言いはなった。
「さっき呪いが勝手に祓られたんだけど!!」
それはシノが激痛に呻いた瞬間のことでありシノを抱える直哉に対し乙骨がリカを使い2人を捕らえた。
そんな2人を見て伏黒と乙骨が息をのみ、虎杖が身構えた。
「――直哉さん、そちらの女性を速やかにお渡しください」
「あ゛?なんやと?!シノちゃんを渡せ言うんか!!」
「その方と同じ呪力がたった今、
「っ!?」
狼狽えた直哉に乙骨は間合いを詰めシノに反転術式を使い、その隙に虎杖の拳が直哉の腹部にめり込み、2人の意識は混濁し、闇に落ちた。
その身体を、シノを真希が受け止め、直哉はリカの手の中でグタリと倒れ崩れた。
呪力を吸い取る呪具が2人に取り付けられ、縛り付け、車に乗せるとそのまま静寂に包まれた。
シノの店の看板がゆらりと倒れていった。
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