この関係に名前をつけるのならば(連載中)
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3年に進級し、衛生免許の資格を取るために勉強しつつ進学先の早期受験を受け、返さずとも問題のない奨学金を立ててもらい夏休み前に合格した。
本当ならもう少し先らしいが私が行きたい学校の講師が私の家のお店に訪れてくれて置いてある市販品でないピアスがほぼ私のデザインと手作りであることに感銘を受けたらしく、推薦入学の手続きをしてくれたのだ。
その人はその学校の理事長だったようだ。パンフレットに載ってた。
なので勉強もほどほどに資格も取り、他の受験生よりだいぶ楽に過ごしていたら夏休みに少し入った頃、直哉君がお店に来てくれた。
いつもの着物ではないしどこか不機嫌そうだ。
「シノちゃん、東京の学校に行くんやって?」
「うん。多分そのままあっちで就職するかも」
直哉君はさらに眉間のシワを濃くして睨みつけてくる。
「こっちじゃアカンの?」
「いつか自分のお店を持ちたいから、勉強してくる」
海が綺麗で静かな場所がいいな、と言うと直哉君は
「そないに辺鄙なとこに人が来るわけないやろ」
と言ったので、確かに、と思う。
「直哉君は大学に行くの?」
「その辺の適当なところに行くわ」
直哉君は頭もいいし勉強もできる人だって知ってるから適当なとこでも入りそうだし特に心配してはない。むしろ私と同じでもう決まっていそうだ。
直哉君はモデルのような長い足で近づいてきたので椅子から腰を上げると当然のようにそこに座り太ももに私を乗せ 座らせ腰を抱いてくる。直哉君だから不快じゃない。
そのまま短パンの私の右足を見てもう片手がスルリと撫でつけてきた。
「どこまで入っとんの?」
「前に見せたところから左胸、右肩と二の腕、お腹の左側まで掘ってある」
「見せて」
「ここで?」
「別にええやろ?何かアカンの?」
お客さんがきたらさすがにアレかなと思ったので、直哉君の太ももから立ち上がりお店の鍵を閉めロールカーテンを下ろしてから羽織っていたカーディガンを脱ぎ、直哉君が視線を流してくるのでタンクトップにも手をかけ上半身は下着だけになり直哉君の目が細められ笑った。
「かっこええやん」
乳も見せ、と言ったのでホックを外し上半身を露わにする。
「乳首にもあけとったんやね、エロいなぁ、ホンマ、かいらしぃ」
おいで、と手を伸ばしてきたので近づくと、そのまま指先で半身の刺青を撫で胸に触れてくる。
今まで刺青を入れる以外で触れられたことがないので肩が震えてしまい直哉君は
「誰にも触らせてへん?」
と言ったので「うん」と頷き直哉君は私の首に顔を埋めてきた 。そしてチクリとした感触に「あ」と思うが直哉君は満足げに顔を上げ
「誰にも」
見せたらアカンよ、と宥めるように笑った。
下着をつけタンクトップを着、カーディガンを羽織ってからお店の鍵を開けるとすぐお客さんが来店しにぎやかになる。
ロールカーテンが閉まってたから少し迷ったと言われたので「いらっしゃいませ」と迎える。
椅子から立ち上がった直哉君は薄く笑って手をヒラヒラとさせると
「またね、シノちゃん」
とご機嫌に出て行ってしまったので接客対応する。
そのまま夏休みも終わり高校最後の校内行事も終え自由登校になってから教習所に通って車の免許を取り学校を卒業した。
卒業式の後、一旦着替えてから遊びに行かないかと同じ学校の男子に誘われたが校門に直哉君が立っていてその近くには車が止まっていた。
「シノちゃん、卒業おめでと」
そう笑った直哉君に手を引かれ車に乗せられると驚くほど大きな広い敷地の日本家屋に連れて行かれ、そこが直哉君の家だと知る。
周囲一帯は禪院、つまり直哉君の家の敷地なため人通りもなくとても静かだ。
「こっち来て」
そう言われて手を引く直哉君に従っていると女中さんらしき人が頭を下げつつ訝しげな視線を向けてくるが、直哉君の「なに見とる」というセリフに「申し訳ありません」と膝をついた。
「俺の部屋。人いれんの、シノちゃんが初めてやで」
非術師なんて入れたないけど シノちゃんは特別 やから、と楽しげに語り座ったので横に座ると直哉君はジッと私を見て
「東京行って好きな男作ったら殺すからな」
と笑って脅してきたので私も少し笑ってから
「私みたいなのに気を向ける人なんていないよ」
と答えると「そうやね」なんて笑われた。
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