この関係に名前をつけるのならば(連載中)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「自分、かっこええな」
直哉は隣の席の女子生徒の、もっと簡単に言うと耳を目にしておりその女子生徒はちらりと視線だけを直哉に向けた。
中学3年半ば、進学などで勉強する同級生も見ず女子生徒を見て口角を上げた。
髪はアッシュブルーにインナーカラーは赤の腰までまっすぐ伸びたストレートヘア。サラサラとしている髪が風に揺れその際、伺い見えた耳には沢山のピアスが連なっていた。
制服は第一ボタンも締め、ネクタイ、ブレザーカーディガン。指定位置のスカートに指定ソックス。上履きもかかとをつぶしていない首から下だけを見れば模範生なのだが、彼女は染髪をし沢山のピアスを開けている。
直哉は読んでいた本にシオリ挟み隣の席の女子を観察する。遠慮など直哉には存在しない。ただ目を細め薄く笑って見つめている。
そして女子生徒も頬杖をついたまま窓の外を眺めているだけで何も言おうとしないが、直哉は手を伸ばして女子生徒の髪を軽く撫で上げピアスのあいた耳を見る。
そこでようやく女子生徒も直哉に顔を向けじっと見つめる。
「俺もあけようかなぁ」
校則で特に禁じられていないが暗黙でしてはいけない。
しかし女子生徒は直哉の言葉に何かを考えることもなく身動ぎカバンから2つの何かと袋に入っているコットンと消毒液を取り出し直哉を見つめた。
机に置かれたのはピアッサー。直哉は薄く笑って口にする。
「悪い子やん」
「ピアスの1つや2つ」
「あけて」
直哉は相変わらず片手で顎を支えた姿勢で見ており、同じクラスの何名かは2人のやり取りを見ていたが話までは聞こえてこない。
「どこ?」
「ここ」
直哉は耳たぶの真ん中を指差し女子生徒に耳を向けた。そして女子生徒はピアッサーを箱から出し直哉の耳たぶを消毒してから柔らかな、細く、そしてほんの少し冷たい指先が触れ自ずと顔が近くなる。
バチン
教室中にその音が響きみんなが一斉に音の元である直哉と女子生徒を見て直哉は「こっちも」と反対の耳を向ける。
そして女子生徒は同じ作業をし薄く笑ったままの直哉のもう片方の耳にもピアスをあけた。
「どうや?」
「鏡でも見れば?1ヶ月は外さない方がいいよ」
「鏡貸してや」
女子生徒はコンパクトミラーを直哉に渡し、使い終わったピアッサーとコットンをゴミ箱に捨て、ポカンと2人を見ているクラスメイトにも気をかけず席に戻る。
「へえ、かっこええやん」
「似合ってるよ」
「でも新しいのつけたなったら選んでや」
「いいよ」
「なあ、自分の見せて」
直哉は鏡を見てから笑い女子生徒は髪をかき上げ耳たぶをあらわにした。
拡張されたピアスに軟骨、インナーコンクにトラガス、アンテナ。へリックス。それが両耳で。
直哉は指先でくすぐるようにピアスをなぞってから女子生徒を見て、女子生徒は小さく口をあけチロリと舌を出した。舌先にもまた、縦に2つピアスがあいていて直哉はまた笑う。
「エッロいなぁ。それでフェラされたらイケるやろなぁ」
「されたいの?」
「シてくれるん?」
「性欲処理はしない」
直哉はケラケラと笑い女子生徒の顎をすくい上げるようにして上を向かせると、そのまま口づけを落とし舌を絡ませた。
クラス内はシンと静まり、直哉は舌先で女子生徒の舌先のピアスを舐めると口を離しまた口元に笑みを浮かべる。
「今度また開けて」
「いいよ」
「ありがと、シノちゃん」
「どういたしまして、直哉君」
→