五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私が地方から戻ればその間に一年生が二人入学したそうで硝子さんの手によって腰痛を取り除いてもらえば五条がひょっこりと顔をだし手招きされた。
「祝柄祝柄!一年生二人紹介するからきてよ!」
「あー、ああ、分かったすぐ行く」
そして服を整えてから五条の後を着いて行き一年生の教室に足を踏み入れた。
「副担任の寿祝柄でーす!」
「よろよろ~!」
五条はバーンと言いたげに手をかざし、私も私で手をヒラヒラ振り笑いかければ伏黒は「お久し振りです」と頭を下げてきて茶髪の女の子とオレンジっぽい色の頭の男の子が
「副担任なんていたの?!」
と驚いている。
「いるんだよ実は!恵は知ってるよね!」
「はい、まだ二回しか会っていませんでしたが…二年と三年四年の副担任も担当してますよね」
「だってみんな忙しいみたいだし」と口にすれば伏黒はとてつもなく小声で「あなたもでしょ」なんて言っていたが聞かないことにしてやろう。腰痛が消えて今は気分がいいから。
「はい五条せんせー!」
「はい悠二君!」
「学年全部の副担も兼任してるってどんだけ忙しいの?」
「恵も言ったように二回しか会えなかったという事は?」
「うんうん」
「自分で考えてみよー!」
「ええ~!」
説明が面倒だったのかよお、まあいつもの事だけどと横にどけ黒板に私の名を書けば
「なんだか、めだたい名字ね」
と茶髪の女の子が呟いて私はヘラヘラ笑いながらも手をヒラヒラと振り揺らし
「平将門の血縁関係者なのよ私!」
「平将門って…日本三大怨霊の一人じゃない!」
「こんなヘラヘラしてる人が?!」
怒らせたら絶対やべぇだろ!とオレンジ君こと虎杖悠二と釘崎野薔薇に「あんたも大概でしょ!」と言われているがどう言うことだろう。
「祝柄って時々鈍いよね」
「あんたを殴っていいってこと?」
違うよと五条は笑い事情を知っているらしい伏黒と釘崎は視線をそらし、虎杖は頭を掻きながら「いやぁ」と口を開き
「呪いの王とか言われてる宿儺の指、食っちゃった」
「は、…はあ~???」
宿儺の封印解かれちゃったわけ?私それ知らないんだけど!と言えば五条はヘラヘラ笑いながら
「言ってないもん」
ときたもんだ。もんじゃねーわバカタレ!!
そう五条の足をゲシゲシ蹴りながら虎杖をじっと見つめれば確かに呪肉しているようだしソレは突然口を開いた。
「ヒヒッ!平将門の血筋がいたとはな」
「うわっ、気持ち悪っ、ナニソレ」
アレが宿儺ですと説明してくれた伏黒に「へえ」とこぼし私が問いかけたのは全くもってどうでもいいこと。
「ねえねえ、宿儺って虎杖君が寝たら宿儺も寝るの?寝言とか言うの?よだれ垂らしたりとかしないの??」
そう喰い気味に問いかければ三人は黙りこむも虎杖君は頭を掻きながら「さあ…」と口にして
「個々の意識を持ってるなら夢とか見るの?」
腕を切り落としたらどうなる?反転術式使えるとしたらまた生えるんだろうけどその場合どっちの意識が働いてるの?興味深いわぁ…。
「虎杖、釘崎…寿先生もああいう所あるからな…」
ああいう所ってどないなところやねんと関西弁になりつつもたった今の私の言葉で虎杖君と釘崎ちゃんは
「ああ、五条先生タイプか」
と呟いたので
「NO!」
と会話を遮り
「こんな人と同じにしないで!傷ついちゃう!」
「その言葉に僕が傷つくよ?」
そんな五条の言葉を無視して虎杖君と釘崎ちゃん、そして伏黒君を順に見て私は「ふっ」と笑ってしまった。
「どしたの寿先生?」
「いやあ、二人も新入生増えて伏黒君も良かったねえ!」
賑やかな方が楽しいもんね!宿儺含めて。
その言葉に虎杖君は「いやいやいや、宿儺はいれないで!」と言ってきたので更に笑い
「改めて」
よろしくね~!と手を振っておいた。