五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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一年生ズと五条は任務に行ってしまい学校に残された祝柄に二年生ズが声をかけてきたので振り返った。
「おう真希ちゃん、棘もパンダもどした?」
「ツナマヨ」
「久し振りに稽古をつけてくださいよ」
「最近は一年たちとずっといましたからねぇ」
そう個々に喋り始め私は「待って待って」と手を上げ
「私聖徳太子じゃないから一人ずつ!」
そい言えば三人は顔を会わせて見つめあい棘が手を上げ「こんぶ」と。
「肉弾戦?」
「シャケシャケ」
「つーことで寿先生」
「いいっすか?」
私は腰に手をあて三人を見ると小さく息を吐き出して
「おーし、」
やるかぁ!と拳をかかげ三人と共に運動場まで行き私が待つ間に二人はジャージに着替え近寄ってきた。
「おかか」
「お待たせしました」
「やりましょうか」
そうして構えた三人に私はもう一度「待って待って」と手を上げ「ステイステイ」と続け
「3対1ってちょっと酷くない?」
「寿先生なら余裕でしょ?」
「何で皆そんなに私のことをヨイショするの?イジメかな?」
なんて思わず問いただしてみれば真希は長い棒を肩にトントンとあて棘も同じく長い棒を持っていて、唯一パンダだけは素手なのだが全然嬉しくない。
「だって寿先生体術関係強いじゃないですか」
「だってもないですかでもないわよ!」
そうヤイヤイ言っていれば真希は仕方無しにと謂いたげにため息を吐き出すと「しょうがないなぁ」と呟き私に棒を投げて渡してくると真希は棘から棒を受け取り
「まずは私から」
そう構えられてしまった。
パンダと棘は木の下に座りこんで完全に観戦モード全開であり、パンダが口に手をあてると
「開始!」
と声を上げた。
しょっぱなから殺りにかかってきた真希ちゃんの棒を避け軽く距離をとってから棒を手の上で転がし感覚を取り戻そうと何度か回したり構えたりして、こちらに向かってきた真希ちゃんの攻撃をいなし隙を見つけてはそれを指示し棒を叩き落とす。
「まず一本」
「二本目、行かせてもらいますよ……っ!と」
すかさず棒を拾い上げ私の手に振り落としてくるもクルリと回して胴に一本入れようとするも華麗に避けられたのだが一本いれるつもりではない。避け"させた"のだ。
真希ちゃんが着地したその左足の太ももに棒を絡ませよろけた所で棒を真希ちゃんの額にピタリとあてる。
「二本」
「くっそ……!」
「はい、感情にゆだねない」
コンと額を小突き「三本」と口にした。
「はい、圧倒的に真希の負け」
そんなパンダの言葉に真希ちゃんは舌打ちすると棒を棘に投げて渡し二人目の対戦者に応対した。