H×H→転生呪術高専夏油同期チート
人生ハードゲーム(全21話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あけおめ~ことよろ~!」
なんて悟が教室に入ると硝子と傑しかおらず、もう一人の姿がなく、今出した笑顔は引っ込めわかりやすく機嫌を悪くした。
「香葉は?」
「先週から海外だってさ」
明らかに硝子も不機嫌だし傑でさえも苦々しい笑顔で
「優秀すぎるからね」
と切れている。携帯は机に置いたままでそこで悟はピンと来てすぐに傑に絡みに行く。
「何だよ、俺の幼なじみちゃんと何かあったのかよ?」
「私も気になる。言え」
「何もないよ」
だったらなんで携帯出してるんですか~?なんて煽り夏油は手の甲に青筋を浮かべつつ「教える必要は」ないだろう?が答えである。
「オラ、言え、てめえ、香葉と何があった?」
五条は夏油の首に腕を回して締めようとし、ほぼ同じ腕力でそれを阻み硝子が素早く夏油の携帯を取り上げ履歴を確認している。
遠慮など少しもない連携プレーである。
「お前、私の香葉と毎日連絡取り合ってるのかよ」
「 香葉は硝子のものじゃない」
「俺のが付き合い長いし俺の一存で決まりますけど~?」
「内臓出た子には惹かれなかったんだろう?」
その言葉に硝子からはっきりと「気持ち悪い」という視線をもらい悟を締め返しながら 答えていく。そして硝子はまたメール画面を開き舌打ちをして
「直接電話で話しやがって」
と携帯は逆パカしようとしているのでさすがにそれはいた だけない。
そうして3人で騒いでいたら予鈴が鳴り、夜蛾が姿を見せたため渋々と机に戻るが次の言葉に悟の語尾が上がる。
「香葉は3ヶ月戻らないから3人任務が増える」と。
「は?3ヶ月?」
悟は拳骨をもらった。
「じゃあ少なくとも4月までは戻らないんですか~?」
硝子は「はーい」と手を上げそう尋ね、傑も「はーい」と手を上げ「今」連絡つかないんですけどどういうことですか?と。
「携帯は壊れたと現地から高専に連絡が来た」
任務の度、補助監督が仲介に入るからやり取りがスムーズに行かなくなることを想定しての3ヶ月と知る。
「携帯送れよ」
夜蛾に任務を言い渡された五条はそう残して行ってしまい 夏油もすぐ先輩と任務だと言い渡され硝子は1人ヤニチャージに動いた。
教室に誰もいないのを見て補助監督は胃痛を覚えている。
『聞いてんのか傑~?』
「聞いてるよ悟。少し弱いから祓うか取り込むか悩んでいるところ。あ、先輩、そこいます」
「いますじゃなくて動け夏油!!」
そう歌姫はキレ夏油は適当に相槌をうちつつ手を翳すと呪いは祓われ歌姫に舌打ちをされるが夏油は構わない。
「あーもう!私の癒しの硝子と香葉に会いたい!!」
「『香葉は海外!』」
歌姫はまたキレる。
とりあえず夏油の方は済んだので歌姫に報告を任せ夏油は 空を見上げてしまう。香葉がよくそうしているのは覚えているから。
「空は同じはずなのになぁ」
向こう3ヶ月、彼女と違う空の下にいると思うとやるせない。
通話越しで五条が笑っている。
『オトメチックの傑ちゃんにいいお知らせをしてやるよ』
乙女チックだと?と青筋を浮かべそうになるもその先を無言で促すと悟は笑い終えてから言い切った。
『来月には戻れるらしい』
3ヶ月が一気に1ヶ月まで縮んだことに喜ぶべきか、何で悟がその情報を持っているのか。
色々と感情が入り乱れ夏油を苦々し気に睨む歌姫と視線が合い察した。だが、
「……私に言ってくれてもいいじゃないか」
とポツリと呟くと悟は大声で笑い歌姫はニヤついた。
「女同士の付き合い舐めんじゃないわよ!」
香葉帰校まで1ヶ月。