H×H→転生呪術高専夏油同期チート
人生ハードゲーム(全21話)
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明け方までパーリーナイは続き、どうやら今日は休日らしく、だからパーリーナイをしたと気づいたのは早朝の小鳥の声と携帯の音で体を起こしてからのこと。
騒ぐ3人と目を閉ざして声だけ参加をしていた私はようやく傑の膝から頭を持ち上げ頭を振るとやっといつもの状態に戻っていた。
たまに硝子の優しい呪力を感じたのでそれも大きいと思い、が、結局、私はそのまま 任務に駆り出され悟が喚き散らしていた。何で。
「ブッチしろブッチ!」
「センセー、全然休みになってませんが?」
「2ヶ月任務だったんだから少しは別に割り当てても?」
そう三者三様同じことを遠回しに伝え私は携帯を片手に苦笑いを浮かべてしまう。夜蛾先生も黙る。
私がタフすぎて平然としているのがいけないのだろうか、先生は少し黙り込んでから私は初めて3人と一緒に任務に行くことになった。
正直、悟と傑の2人で事足りることになりそうだなと思ったのは内緒だ。
硝子は助手席で煙草を吸い後部座席で私は真ん中に悟と傑が話しながら肩を組んできて 煽りあっている。
いや私と硝子いるか……?
東京郊外の山奥まで来て帳を降ろしてもらうと硝子は私の横に、悟は傑と2人でストレッチをしておりそういえば私 2人の術式を知らないなあと気づく。
2人が、特に悟がやる気なので眼帯は外さない。そうすると見えなくなるが気配だけでわかるため眼帯を外そうが外さまいが大して関係ないけど呪霊操術とやらを使われると私との相性は最悪らしいのでさらに無駄足だよ、と。
「香葉と硝子は絶対一緒にいろよ」
「私はあっちに行くね」
そう2人から指示を受け相槌を打つと2人はさっと行ってしまい「円」で私と硝子と補助監督を覆ってから空を見上げてしまう。
暑いけど、いい天気。
「香葉」
「何?硝子」
「何かあった?」
質問の糸が掴めず「何に?」と問うと硝子は煙を吐き出しながら私を見上げ「夏油」と。
「あいつに何か言われた?」
何か言われただろうか。
3人には「痩せた」と怒られた後に特に何かを言われたことはないし何かあったとしたら自販機の前で顔を合わせたくらいで。
ぼんやりと考えながら思い出そうとし「あっ」と思い出す。
「何?」
「いや、2ヶ月ぶりに帰ってきて傑と会ったら傑が苛立たしそうな様子だったから『どうしたの?』って聞いたくらい」
「それだけ?」
「えっと……『気づかない?』って言われた」
そもそもあの時は気力が消えかけていたから記憶は曖昧で疑問形になってしまうと遠くで強烈な破壊音と共に呪力は消え硝子はポワリと煙を吐き出した。
「前途多難だな」
「何が?」
硝子は小さく笑うだけだった。
帳が上がる。
本当に何が?