五条と副担任
五条と私のあれやこれ(全39話)
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一級呪霊を祓いに行ってほしいと言われたのは焼酎一ビン開けた時であり酒ビン片手に私は夜蛾学長にため息を吐き出されてしまった。
「悟は別件でいけないし一年だけじゃ無理がある。二年もまた忙しい」
「はあ」
そうですかと頷きながら酒ビンを傾け学長はまた再びため息を一つ。
「飲んでないで急いで現地に向かえ、すぐだ」
「はあい」
そんなのんびりとした返事をしてから自室に戻り荷物を軽くまとめると手首の数珠を撫で一ビン空けると「よし」と立ち上がり新田の運転する車に乗り込んだ。
「いつも悪いね」
なんて呟けば新田は「そんなこと思ってないっスよ!」私たちの出来ることと言ったら後は帳を下ろすだけスから!と笑顔を向けられたため私はヘラリと笑うと
「お土産は期待しないでね~あ、ヤバ」
「どうしたんスか?」
「焼酎(500ml)持ってき忘れた」
「仕事中に飲んでるんスか?」
いやいやと言いながら言い訳をしようと軽く姿勢を正し
「道中だけだよ!さすがにシラフでやってるから変な誤解をしないでほしいな!」
「ええ~」
「ええ~じゃないよぉ」
と苦笑いを浮かべ「新田ちゃん」と。
「はい?」
「お土産リスト送ってくれれば暇作って探してあげる」
「マジっすか!」
「まじまじ~」
そう笑いかけ新田は私が向かう任務先のお土産リストをチェックしようと呟き私は私で地酒を楽しもうと思っていたりいなかったり。
「二年たちに行ってもらっても良かったけどパンダいないし禅院ちゃんも武術磨いてるみたいだから一番暇な私に仕事が回ってくるんだよなぁ」
「ひ、暇?」
「暇だよ~」
本当はちょこっと出掛けたかったけどまあ仕方ないっしょとまで言えば車は市内まで動き駅の前で降ろしてもらうと荷物を肩に担いで構内に歩いていきチラチラと私のことを見つめてくる視線を無視して薄いサングラスをかけた。
券売機に雑魚がいたため軽く祓いつつ切符を買って売店で焼酎を2本買いぐびっと煽り飲んだ。
「あー、うま…至福だな」
なんて言葉は動き出した電車の音にかき消され次いでスルメを食べながらスマホのナンプレで遊びながら道中を楽しんでのであった。