社畜は四皇に拾われる(連載中)
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シャンクスが「何か持ってきてやる」と言ったが俺は自身の腰の様子を伺いベッドを抜け服を整えてから船室を出た。
そこには作業中の船員や非番(?)の船員などが楽しいに話しており俺はベックの背中を見つけて近寄った。
アホほどイカされたけど体はタフらしい。だてに社畜してない。
太陽は既に落ち始めており夕焼けが眩しい。ベックの背中に声をかけるとタバコを咥えたままのベックは「ロジア」と笑いかけてくれる。
俺もおっさんの部類に入るけどベックっつーおっさんに癒される日が来るとは。
「何か話し合いでもしてたか?」
「いや、それがよ……」
思わず声を潜めてしまえばベックは身を屈め聞きに入ってこようとしてくれて
「ロジア、動けるのか?」
というシャンクスの声に振り返った。その手にはパンと酒ビン。俺の飯。
「動けるかって……まさかアンタ」
「いやー、襲っちまった!」
ペカーと笑ったシャンクスにベックの拳が振り下ろされ、ついで聞き耳を立てていた他の船員も怒鳴り散らしている。
そこには「頭ずるい」ではなく 「男として見損なった!」があり倫理感まともな海賊だなおいと思ってしまう。
普通男しかいねえところに元は男でも女が混ざれば“そういうこと”に発展しても当然だろうと思う。
あえて全同性を巻き込むところだが、男ってそんなもんだろ?草食男子ナンセンス。
ドカボコ殴られるシャンクスを冷めた目で見下ろしているとベックとヤソップに固められたシャンクスが断頭台を前にした人間のように跪かされヤソップが「やっちまえ」と言っている。え、やっていいのか?四皇を?は?マジで?
正直男だった時はバイトと喧嘩と勉強で忙しくあまり漫画を読むという時間がなかったためダチが話す漫画の内容で赤髪海賊団の大頭シャンクスが四皇というドデエケ位置にいることは流し聞いただけで実際はよくわからん。
だがルフィーのために片腕を失くしたエピソードは知っている。俺がこの男たちに対して知っている情報としたらそれだけだ。
なんか超すげえやつ、それだけだ。
「ロジア……?」
「……」
恐る恐ると名を呼ばれたが考えに浸っていた俺はそんなシャンクスの声も聞けず黙りこんでいると周囲もそれに倣ってしんと静まり返った。
「……ロジア……さん…?」
まさかの「さん」呼びに学生時代を思い出し思わず「あ?」と低い声を出すとヤソップが恐る恐ると俺の肩を叩き「あのよ」と。
「か、頭が悪いのは100%わかりきってるが、その……」
「あんだよはっきり言えや」
相手は筋金入りの海賊だが、んなもん知ったこっちゃねえ
「初モノ相手によくあんな真似できたなって感心するぜ」
さすがに俺だって処女を相手にした時は慎重にことに運んだがこいつはまるで違った。
いやまあ荒っぽいところもあったがそれ以外ではそれなりに優しかったがあんなでけえナニを一気に突っ込んでくるのはさすがにどうかと思う。
同じ男として心底軽蔑しそうになる。
まあ最終的にはめちゃくちゃ良かったから別にいいけど。
しかし船員は「処女ぉ!?」と驚きさらに自分たちの船長をフルボッコにしている。大して気にしてねえんだがな。
「わ、悪かった悪かった!今度から気をつけるから!」
「今度があると思ってんのかテメエ?」
「ねえの?!」
「あんのかよ!」
この際に大っぴらになった性事情は置いといて勢いよく突っ込むと今度は「頭ばかりずるい」の声が出てベックの冷たい視線に口を噤んでいる。
「ーーで、どう落とし前つける?」
それはベックの言葉で、まるで死刑宣告を持つようなシャンクスに俺は片膝をついて視線を合わせ顎をすくうように触れると綺麗な笑顔を浮かべ口にした。
「俺、今日からベックと同じ寝室にしてもらうわ。
クソヤリチン野郎」
シャンクスは絶望的な表情で俺を見ていた。
なんでだよ。
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