社畜は四皇に拾われる(連載中)
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若い頃、まあ学生時代はそれなりにやんちゃしていたが、社会に出たらそんなことをしてる暇も言ってる暇もないし何より、たった一人の家族であった母との約束で堅実に生きると決めていたのに。
「ロジア!PDFって何だ!もっと分かりやすく提示しろ!」
「申し訳ありません部長。PDFはーー」
「ロジア!飯食ってる暇があるのか!?そもそも俺だってーー」
「申し訳ありません、すぐに仕事に戻りますので」
「ロジア!休憩も満足に取れないのか?!これだからお前はーー」
「申し訳ありません」
「謝れば済むと思ってるのか!?全くお前はーー」
それから始まる部長の愚痴連発に学生時代の俺だったら確実に30回はぶっ殺ーーじゃなくてボコボコにしている。
が、社会人となった今そんなことしたらお縄待ってなしだ。
今日も理解力皆無の
半ば八つ当たりで持っていたカバンやら書類やらを投げ捨吊るしてあるサンドバッグをボコボコに殴ってからシャワーを浴び仏壇に両手を合わせ 母に今日のことを伝えベッドに倒れこん。
親は俺が幼稚園の頃破綻して母に引き取られた。
学内では真面目をつき通したが裏面では喧嘩に明け暮れ非合法なこともたくさんした。
飲酒喫煙云々云々。でもずっと苦労をかけていた母さんのことだけはしっかりと言うことを聞きマザコンとからかってくるやつは病院に送り建築現場のバイトで家計を助け(糞親父がろくに慰謝料をも入れなかった)、大学を出たら母さんは過労で死んだ。あっけなかった。
大学は東大を次席で卒業し、所詮いいところの会社に入って最初はいい感じだったが部長が変わった途端俺の人生は一気に終わった。
ロジアというあまりにも日本人ではないのは当然俺がハーフで銀髪にパライバトルマリンの瞳を持っていたから。ちな母が外国人。
そんなことはどうでもよく、しかしさすがにそれのせいでクソハゲに目をつけられた俺はやたら目の敵にされ親の仇かってくらいにこき使われた。
これが学生時代なら以下略。
それでもさすがにこれはねえよ。
わからないことがあると全部俺のせいにして理解をした途端全部自分の手柄にして仕事が残ると俺に押し付け定時退社。不都合があると俺に回して全部投げ捨てる。他には……
あげ始めるとキリがない。もう何度目か分からないくらい クソハゲを脳内でボコってからシャツと短パン姿でベッドに寝転びイライラしながら眠りについた。
ザーン、という音に意識が浮上した。子守歌のような音。
「……?」
ザーーン、ザザン……これは、波の音だ。
……は?何で波の音?
疑問いっぱいに目を開けパッと体を動かすと俺は見知らぬ砂浜に横になっており、足は海水が拐おうとしている。
「???」
なんだここ。どこだここ。太陽は力いっぱい降り注いでおり冷や汗が流れ出た。いやマジで。
仕事、会社、遅刻、アラーム、ここどこ。片手にはスマホがあるだけでそれだけ。
一応服は寝た時と同じだがふと俺は違和感を覚えた。下を向くとまるで主張するかのような2つのお山。そして見知らぬ重り。
その代わり股の間の29年間居座っていたナニの重みがないし髪だってよくよく気づくと尻を覆隠すまである。
「おいおいおい待て待て待て どういうことだってばよ」
某主人公のような言葉を呟いたがその声は1オクターブ高い。
ダラダラダラダラ冷や汗が止まらない。
「いや落ち着け…冷静になれ……夢かもしれねえじゃん」
ワンチャン、それにかけたとしてザン、と打ち寄せた波から1つの桃みたいな果物を拾い上げ「夢だし、」何もねえだろと恐る恐る齧りつきと「おえ」と吐き出した。
「マッズ!ああ゛?!マジで何なんだよ!!」
「誰だお前?」
後頭部にカチャリと何かを押し付けられ考えたのは、知ってる。つんだ。
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